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水路にゴミ捨てないでね♡橋本駅で水土里ネット訴え

和歌山県橋本市(旧学文路村)出身の江戸時代の土木技師・大畑才像が築いた紀の川沿いの農業用水路などを守ろうと、「水土里(みどり)ネット和歌山」(和歌山県土地改良事業団体連合会)は1月18日、同市古佐田のJR・南海橋本駅前で、乗降客に手土産を贈って、「美化活動にご協力を」と訴えた。
大畑才蔵は元禄9年(1696)、紀州藩の要請で新田開発に挑み、紀の川筋の小田井(おだい)用水路(総延長32キロ)などを完成させ、藩財政を立て直して農業振興に尽力。今の農業基礎を築いた。
この日、水土里(みどり)ネット和歌山の松尾一徳(まつお・かずのり)参事(1級土木施工管理技士)ら3人は橋本駅前に緑のハッピ姿で登場。
「水路にゴミを捨てないで」と喚起する写真や、緑地に白字で「みんなで守ろう 美しいふるさと」と染め抜いた幟旗を掲げ、行き交う乗降客に、白米2合とボールペン、チラシ入りの袋(計150袋)を贈りながら、協力を呼びかけた。
これまで水土里(みどり)ネット和歌山は毎年、県立橋本体育館で開かれる、秋まつり「まっせ・はしもと」で啓蒙活動してきたが、今回は新型コロナ禍で中止となったため、初めて同駅で実施したという。
現在、農業用水路は、農地と住宅地の混在により、雨水排水や防火用水など、農業以外にも利用されていて、管理が大変な状況。松尾参事は「どうぞ、皆様方のご協力をお願いします」と話していた。
写真(上)は乗降客に手土産を贈り協力を訴える水土里ネットの人たち。写真(中)は「水路にゴミを捨てないで」と訴える掲示写真。写真(下)は「みんなで守ろう 美しいふるさと」の幟旗。


更新日:2021年1月19日 火曜日 00:00

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