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牡丹雪♡丹生都比売神社~楼門も輪橋も白銀世界

和歌山県紀北地方は1月12日朝、綺麗な牡丹雪が降り、かつらぎ町上天野の世界遺産・丹生都比売(にうつひめ)神社=丹生晃市(にう・こういち)宮司=では、積雪10センチ前後の清らかな白銀世界を繰りひろげた。
同神社は超1700年前の創建で、天照大御神(あまてらすおおみのかみ)の妹神・丹生都比売大神を祀る。500年後には弘法大師・空海に神領・高野山を貸し与えた神仏習合の古社である。
この日、豊臣秀吉の側室・淀君(よどぎみ=茶々)の寄進と伝わる輪橋(りんきょう)は、ふかぶかと雪をかぶり、凍てついた鏡池の水面には雪が積もって、いつもは元気に群がる錦鯉の水音さえ聴こえない。
大鳥居をくぐった参道正面の楼門では、若いカップルが仲よく並び、本殿に向かって二礼二拍手一礼。必ずや思いの叶いそうな清祥な空気が流れていた。
さすがに降雪のうえ、正月・連休明けで、駐車場に車は少なく、人影もまばらだったが、雪中訪れた参拝・観光客は、ふんわりした牡丹雪と、弁柄色の社殿・輪橋などに心癒されている様子だった。
同神社では1月17日(日)に豊年万作を祈る農耕神事(芸能)・御田祭(おんださい)、2月14日(日)にはご祭神に供花、渡御(とぎょ)の儀を営む花盛祭(はなもりさい)が予定されている。詳細確認は同神社HPで。
写真(上)は丹生都比売神社の雪景色=大鳥居の正面は楼門。写真(中)は冠雪した輪橋と凍結・積雪の鏡池。写真(下)は反対側から見た輪橋周辺の風景。


更新日:2021年1月12日 火曜日 21:31

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