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世界初の水・化粧品開発へ♪橋本・ゆの里に研究施設

和歌山県橋本市神野々の株式会社ゆの里=重岡昌吾(しげおか・しょうご)社長=は、12月21日、世界初の化粧品や飲料・食料品の研究開発施設「ゆの里 アクアフォトミクス ラボ」の竣工式を行った。
アクア(水)とフォト(光)から、すべてのミクス(関係性)を読み解く施設で、重岡社長は「来春には新商品を開発・販売したい」と力強く誓っている。
株式会社ゆの里は平成10年(1998)設立。温泉施設から湧き出た天然水「月のしずく」など、ミネラルウオーターや化粧品などを製造・販売している。
平成23年(2011)以降は、神戸大学と産学連携により、天然水・栽培の農産物を真空乾燥システムで抽出される生体水の研究に取り組んでいる。
今回、宿泊施設「ゆの里」の南側敷地に約3億3000万円を投じ、米・ニューヨーク在住の名高い建築家・曽野正之(その・まさゆき)さん設計の「ゆの里 アクアフォトミクス ラボ」(木造平屋約300平方㍍)が完成した。
外観は美しい藍色で、ミーティングルームからは、高野山麓の景色が見え、廊下沿いには飲料水・生体水・飲料水の充填室、データ分析・解析室などが整えられている。
竣工式には重岡社長と連携する、神戸大学大学院農学部のツェンコヴァ・ルミアナ教授と同研究開発施設の研究員6人、国会・県会・市議会議員、行政、建設関係者ら約50人が参加。
重岡社長や平木哲朗(ひらき・てつろう)市長、南木芳亮(なんき・よしあき)伊都振興局長ら5人がテープカットして、完成と前途を祝福した。
株式会社「ゆの里」は、重岡社長の母・壽美子(すみこ)さん(故人)が、この地に湧く素晴らしい水に愛着を持ち、本物の健康を提供したいと創業。重岡社長は「その母の思いを受け継ぎ、この研究で来年4月には、世界に類例のない化粧品や飲料、食料品を開発・販売したい」と話していた。
写真(上)は「ゆの里 アクアフォトミクス ラボ」でテープカットする重岡社長(中央)ら関係者。写真(中)は「ゆの里 アクアフォトミクス ラボ」の全景。写真(下)は神戸大学関係者らと記念撮影する重岡社長=右から2人目。


更新日:2020年12月22日 火曜日 00:00

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