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玉川に五輪塔の石積み?!やどり温泉前〜祈りひしひし

和歌山県橋本市北宿の市設民営・温泉宿泊施設「やどり温泉 いやしの湯」の玄関前を流れる玉川(紀伊丹生川)で、誰かが石積みした「五輪塔(ごりんとう)」が初めて見つかり、訪れる観光客を喜ばせている。
「五輪塔」は平安時代から供養塔として伝承。仏教界では、方形の地輪、円形の水輪、三角の火輪、半月型の風輪、団形の空輪の石から成り、「地」「水」「火」「風」「空」を表しているという。
玉川峡谷の環境を守る「玉川愛好会」の上西進(うえにし・すすむ)会長によると、玉川での五輪塔の石積みは、先週末頃、近くを通りがかって発見。これに気付いた観光客らも驚いているという。
この五輪塔は、川原の8畳程のスペースに計9基もあり、それぞれ1〜5個の石を積み重ね、高さは最高約1メートルもある。「まるで石の地蔵さんみたい」「まさに可憐な五重塔」などと呟かれるほど、素晴らしい恰好をしている。
これは「やどり温泉 いやしの湯」の宿泊客が、川原で飲食・会話を楽しみ、家族連れや友人知人らが石積みをして、何らかの祈りを奉げたらしい。
ここは「玉川四十八石」と玉川由来記=嘉吉元年(1441)=にも記された素晴らしい石の名勝であり、上西会長は「川原で五輪塔づくりをし、先祖供養や疫病退散を祈ると、心和むと思います」と話していた。
写真(上)は石の地蔵さんのような恰好の石積み。写真(中)は9つもの五輪塔が見つかった玉川の川原と見守る上西会長。写真(下)は五重塔のようなバランスも素敵な五輪塔。

更新日:2020年12月10日 木曜日 00:00

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