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県警ヘリで人命救助!かつらぎ署〜大地震対応訓練

紀北地方で大地震が発生したとの想定で、和歌山県警察本部とかつらぎ警察署は11月18日、同県かつらぎ町丁ノ町のかつらぎ公園グラウンドや紀の川スポーツ広場で、人命救助や物資輸送訓練を実施した。
訓練には県警警備部警備課、かつらぎ警察署機動隊、生活安全部地域指導課、刑事部鑑識課の計22人が参加した。
この日、和泉山脈南側を震源とする震度7の巨大地震が発生し、山間部で土砂崩れ、道路寸断、家屋倒壊、孤立集落が生じたと想定、訓練に挑んだ。
先ず、倒壊家屋では、閉じ込められた家人を、警察犬に捜索させ、屋根をチェーンソーで開けて、負傷男性を救出した。
間もなく飛来した県警ヘリ「きのくに」は、約30メートル上空で待機し、担架で運ばれてきた負傷男性を、ホイスト(小型の巻き上げ装置)で引き上げて病院へ救急搬送。孤立集落への物資郵送も行った。
大野薫(おおの・かおる)署長は、「大地震や豪雨災害の発生が懸念される中、今回の訓練で救命、物資輸送の対応力を高められた。今後も訓練を重ねて錬度を上げたい」と話していた。
写真(上、下)は負傷男性を救命する県警ヘリ「きのくに」。写真(中)は倒壊家屋から救出した負傷男性をヘリ発着場へ搬送するかつらぎ署員ら。


更新日:2020年11月19日 木曜日 00:00

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