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新甘柿「紀州てまり」初出荷♡和歌山県から首都圏へ

日本一の柿産地・和歌山県内で栽培された甘柿のオリジナル新商品「紀州てまり」が、10月23日、橋本市南馬場のJA紀北かわかみマルガク総合選果場から首都圏へ初出荷された。
県果樹園芸課によると、この「紀州てまり」は、県果樹試験場かき・もも研究所が、甘柿の少ない10月に収穫・出荷できる甘柿づくりを目指し、極早生柿の「早秋(そうしゅう)」と、糖度の高い「太秋(たいしゅう)」を交配して、見事、育成に成功した。
この「紀州てまり」の糖度は18度と甘く、実は約1.5倍も大きくて、味はジューシー(多汁)。これで9月からの刀根早生(とねわせ)柿、10月からの「紀州てまり」の収穫・出荷により、切れ目なく和歌山の名産柿を味わってもらえることになる。
この日、同選果場で出荷式があり、県内の柿農家でつくる「柿消費者拡大対策事業協議会」の村田昌隆(むらた・まさたか)会長は、「お客様への夢と思いのこもった完全甘柿です。ぜひ、プレミア・ブランドを確立したい」と挨拶した。
同選果場では、伊都・那賀・海草地方から、コンテナケース16箱・約200キロの「紀州てまり」が入荷。光センサーで糖度を測り、柿の大きさや、形の素晴らしさなどを選別し、箱詰めにして出荷した。首都圏の百貨店で、高級ギフトとして販売される。
写真(上)はJAのイメージキャラクター「かきたん」が披露する甘柿「紀州てまり」。写真(中)は選果される新品種「紀州てまり」。写真(下)は選果して箱詰めされる「紀州てまり」。


更新日:2020年10月24日 土曜日 00:00

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