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高野の花たち(242)ホトトギス、詩歌や茶花にも

ホトトギス(杜鵑草)はユリ科ホトトギス属の日本原産の花で、別名ユテンソウ(油点草)といい、8月末から10月末ごろまで咲く多年草です。
本州・四国・九州に分布し、野山や林の中の日陰、やや湿った斜面や岩場に見られます。
花は6枚の花びらがあり、外側に3枚、内側に3枚あって、外側の花びらの基部には距(きょ)という丸い膨らみがあり、内側に昆虫誘惑用の蜜がたまっています。
花びらの内側には6本の雄しべ、その内側に花柱の雌しべがあります。花柱は深く3裂し、先端は2裂しています。
花には小さな紫色の斑点が多数あって、鳥のホトトギスの胸毛の斑点に似ていることから、ホトトギスと呼ばれるようになりました。
別名のユテンソウは、新葉が展開したころ、葉の表面に油を垂らしたような模様が入ることから名付けられました。
葉は互生、茎は枝分かれせず真っすぐか斜め上方に伸び、高さは40~90センチです。秋を感じさせる花、上品な花で詩歌にもまた茶花として、生け花としても活用されています。
花言葉は「永遠にあなたのもの」「秘めた意志」で、下向きに咲き続けることに由来しているそうです。
小雨降る秋の夕暮れ、高野山女人堂近くの巴陵院の庭から歩道へ飛び出して咲いている光景は、高野山の風景によく似合っていました。(K記)

更新日:2020年10月9日 金曜日 21:55

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