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高野の花たち(240)高野山大・校庭にフユイチゴ

フユイチゴ(冬苺)はバラ科キイチゴ属のつる性常緑小低木で、常緑樹の林内や道端に生えます。
ほとんどの野イチゴは夏に熟しますが、このイチゴは冬に熟すので、フユイチゴの名がつきました。別名カン(寒)イチゴとも呼ばれています。
九州、四国、関東以西の本州にあって、11月ごろから実をつけるので、比較的温暖な地域で見られるようです。
背丈は20~30センチですが、這うようにして枝を長く伸ばします。葉は互生の5~10センチの丸形で浅く3~5裂し、葉の裏や花序に軟毛が密生します。
花は9~10月ごろ白色で1センチ程の5弁花をかたまって咲かせます。果実は11~1月に赤い実をつけます。ツルにはトゲがあるので実をとるときは注意しなければなりません。
高野町にある高野山大学校庭の大杉の下に9月初めには花、12月末には雪の中に実つけていました。
私が子どものころ、今ほどおやつの豊富な時代ではなかったので、冬に山に行って冬イチゴをとって食べるのが楽しみでした。今食べると酸っぱくておいしいものではありません。
この花言葉は「真心の愛」「未来の予感」「尊敬と愛情」です。(T記)


更新日:2020年9月25日 金曜日 21:32

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