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高野山「天風ラスク」新発売♡山麓の天野米など活用

弘法大師・空海が開いた世界遺産・高野山について、お菓子の味わいからも感じてもらおうと、和歌山県高野町高野山の観光レストラン・物産・旅館「一の橋観光センター」は、山麓の天野米や山内のごま豆腐などを使った新商品「天風(てんぷう)ラスク」を開発、9月2日(水)から同センターで本格発売する。
若女将(わかおかみ=専務)の馬場麻美(ばば・あさみ)さんは「高野山は天空(てんくう)の地とされ、常に清らかな風が吹くので、お菓子を天風ラスクと名付け、近く当店の看板も『一の橋天風』に掛け替えます」と張り切っている。
弘法大師・空海は、高野山麓の丹生都比売(にうつひめ)神社(かつらぎ町天野)に祀られている丹生都比売大神の御子、狩場明神(かりばみょうじん)の白黒2匹の犬の案内により、高野山を開創したと伝わる。
そこで馬場さんは、橋本市古佐田のJR和歌山線・橋本駅前にあるグルテンフリー米粉パン専門店「結~musubi~」を経営するパン研究家・平野貴代(ひらの・たかよ)さんの協力で、新商品の開発に取り組んだ。
その結果、同神社の地元でとれる評判の天野米やみかん、高野山般若湯で名高い初桜酒造のみりん、養鶏の本場・橋本市の鶏卵、有田市の蜂蜜(はちみつ)などを材料にした「天風ラスク」をつくり上げた。
「天風ラスク」は、シフォンケーキを1ホール丸ごとラスクにした贅沢なスイーツで、化学添加物は一切使用していない。とても安心で味わい深く、賞味期限は3か月と長い。大サイズ(ホール17スライス)1650円、小サイズ(50グラム)600円=いずれも税込み。
パッケージには弘法大師・空海を高野山に導いた白黒2匹の犬や、真言密教のシンボル・根本大塔、高野町の町花・シャクナゲをちりばめており、馬場さんは「ぜひ、お菓子を味わいながら、高野山と丹生都比売神社との深い繋がりを感じていただきたい」と話していた。
「一の橋観光センター」は、弘法大師・空海が入定する奥の院参道の入り口・一の橋のすぐ前にある。問い合わせは馬場さん(携帯=090・6103・2471)へ。
写真(上)は新商品「天風ラスク」を披露する向かって左から馬場さん、平野さん。写真(中)は高野山・奥の院・一の橋の前にある「一の橋観光センター」。写真(下)は新商品「天風ラスク」。


更新日:2020年9月2日 水曜日 00:00

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