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富貴ノあみだ市楽し♡疫病退散!チンドン練り歩く

高野山・参詣人の昔の宿場町、和歌山県高野町富貴の高野山真言宗・阿弥陀院で8月23日「富貴ノあみだ市」が開かれ、「チンドンあみだ一座」の一行が、住民の幸せや疫病退散を願って、町内を練り歩いた。
富貴地区は、山野も風も清澄だが、高齢化のため限界集落に。そこへ3年前、東京のフリーデザイナー・関根智典(せきね・とものり)さん(60)が訪れ、古民家で「ゲストハウス富貴宿(ふきじゅく)」を経営。まちの活性化に取り組んでいる。
この日、阿弥陀院の本堂で、油田正光(ゆだ・しょうこう)住職が、人々の安寧(あんねい)と疫病退散を祈って読経、あみだ一座の一行が合掌した。
あみだ一座は、関根さんやストリートパフォーマー・ウナテさん、書家・ユーコさんら、平素は別の仕事をしている10数人で、それぞれキツネの貌(かお)や、八眉毛(はちまゆげ)などに厚化粧して出発。老舗(しにせ)や古民家の並ぶ本通を練り歩いた。
一座の女性が、門前の高齢者に「何をお望みですか」と問いかけ、「ひどい腰痛が治ってほしい」と応えると、一座は全員で笛太鼓のリズムに合わせ、ユーモラスにパフォーマンスライブ。
子供たちは、阿弥陀院の「疫病退散」の護摩札(ごまふだ)を人々に手渡してにっこり。最後に女性が「腰はいかがですか」と問うと、高齢者は「なんと不思議、もう治ったよ」と応え、楽しい雰囲気に包まれた。
一方、阿弥陀院では、かき氷や新鮮野菜、パン、手作りレースアクセサリーなどを販売し、人々の心を和ませた。
関根さんは「昔は修験者が往来し、ホラ貝の音が響いたまち。今はその姿も見られず、10年後の過疎化が心配です。あみだ市は続け、多くの人々に富貴の良さを感じてもらい、移住定住に繋げたい」と話していた。
写真(上、下)は「チンドンあみだ一座」のパフォーマンスライブ。写真(中)は読経の後、疫病退散の話をする油田住職=阿弥陀院・本堂で。

更新日:2020年8月24日 月曜日 00:00

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