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素敵!「寸前に我なし」~新鋭画家・田中秀介さん

[お知らせ] 素敵な独自の眼力で、日常風景を描いている新鋭画家・田中秀介(たなか・しゅうすけ)さん(34)をゲストに迎えた企画展「なつやすみの美術館」が、和歌山市吹上の和歌山県立美術館で開かれている。
県内各地の学校では、新型コロナウイルスの影響で、夏休みも短くなっているが、こんな時こそ絵画鑑賞で陰鬱さを吹き消し、芸術の心を学ぶことができそう。
田中さんは和歌山市出身で5歳の時、同県紀の川市(当時・貴志川町)へ移住。貴志川高校、大阪芸術大学(美術学科)を卒業後。大阪を拠点に個展を開き、多くの人々から絶賛されている。
「なつやすみの美術館」は10回目で、タイトルは「あまたの先日 ひしめいて今日」。田中さんの作品46点と同館収蔵品43点が出展されている。
例えば田中さんの「寸前に我なし」は、盛り上がった酒の器を手にする寸前の人物を表現。器と手指はクローズアップされているが、顔全体は器と手指に隠れてまったく見えない。
田中さんは「ものごとに集中する寸前、すべてのものごとが自分から消え去り、まったく無心の状態になっている」と話した。
また、「とどく悠遠の所在、ゆれる微塵の器」は、地上の自分の目に、無数の夜空の星が飛び込んでくるすさまじい光景。絵の脇に「一体どれ程の距離があるかも分からない所から、私めがけて光が届く。それも数多に。一点に受け止める器量が、私にはあるのか」と記している。
8月30日(日)まで。休館日は月曜(8月10日は開館し、翌11日に休館)。午前9時30分~午後5時(入場は同4時30分)。観覧料は一般520円、大学生300円。65歳以上、障害者の方、県内に在学中の外国人留学生は無料。
写真(上)は「寸前に我なし」を紹介する田中秀介さん。写真(中)は何かを感じさせる田中さんの絵。写真(下)は不思議な宇宙が感じられる作品「とどく悠遠の所在、ゆれる微塵の器」。

更新日:2020年8月1日 土曜日 21:07

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