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高野の花たち(232)瑞々しいイワネコノメソウ

イワネコノメソウ(岩猫の目草)はユキノシタ科で、トゲミネコノメソウ、ホソバミズネコノメソウの別名があります。
湿った林の中や水辺に生きる多年草で、花びらのように見えるのがガク、8本のおしべ葯の色は赤色、葉は対生で扇形の鋸葉があり、花期には根生葉がなく、茎は直立し無毛。草丈は3~12センチ。
5月初め、高野三山の一つ摩尼山(まにさん)麓の落葉樹林帯の沢沿いを歩きました。木々は新緑の時期。例年は仲間と会話などして、道歩きを楽しむのに、今年は新型コロナウイルス感染騒動です。
三密を避けて、静かに歩いていると、陰湿地に生育する多年草イワネコノメソウに出会いました。マクロ撮影でないと捉えにくいほどの小さな野草です。
薄暗い林の中で、岩苔の上にレモン色と黄緑色のコントラスト、僅かな光を求め、賢明に咲いている姿は、図鑑では見ることのできない瑞々しさを感じました。花言葉は「私の世界にようこそ…」 (M記)


更新日:2020年7月24日 金曜日 22:00

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