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高野の地ビール「天空般若」♡ふるさと納税返礼品に

〝ふるさと納税制度〟に復帰した和歌山県高野町=平野嘉也(ひらの・よしや)町長=は、新しい返礼品として、地元産のホップを使った高野山クラフトビール「天空般若(てんくうはんにゃ)」を贈ることに決め、7月27日から寄付金の受付を始める。
平野町長は、リニューアルオープンした南海電鉄・極楽橋駅で7月20日、運転再開した南海こうや花鉄道「天空」の利用客に、「天空般若」(330ミリリットル)を贈り、「おいしいですよ」とアピールした。
この「天空般若」は、橋本市高野口町の株式会社三ツ星ファーム=尾上文啓(おのうえ・ふみひろ)社長=が、高野町富貴の耕作放棄地で、地域活性化を視野にホップ栽培し、和歌山市の酒造会社「吉田」が、そのホップを新鮮活用して完成させた。
高野山真言宗総本山・金剛峯寺へ昨年10月、その「天空般若」を奉納した際、添田隆昭(そえだ・りゅうしょう)宗務総長は「本来、高野山は飲酒禁制だが、弘法大師・空海は『塩酒一盃(おんしゅいっぱい)これを許す』と酒の効用を認めた」ことを紹介。平野町長は「この地ビールは、素敵な苦みと香りがあり、とても美味しいです」と話した。
同町では、山内の約50宿坊中、希望する宿坊で9月から販売を開始。ふるさと納税返礼品としては、10月までの寄付者に限定して、来年1月以降に発送する予定。
平野町長は、高野山駅までケーブルカーで登る極楽橋駅が、「俗世」から「聖地」へ向かう天井絵巻などでリニューアルされ、同日、こうや花鉄道「天空」が運行再開したことを喜ぶとともに、「素晴らしい高野山観光ができるように、多くの皆さま方の寄付金を活用させていただきたい」と強調していた。
写真(上)は高野の地ビール「天空般若」を披露する平野・高野町長=極楽橋駅で。写真(中)は高野山・金剛峯寺に奉納された地ビール「天空般若」。写真(下)はふる里納税・返礼品となる地ビール「天空般若」を来訪客に贈りアピールする平野町長。


更新日:2020年7月22日 水曜日 00:00

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