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真田紐「疫病退散守」を頒布!6月~丹生都比売神社

戦国武将・真田幸村ゆかりの和歌山県九度山町の住民有志でつくる「九度山真田紐(さなだひも)研究会」は、新しい真田紐「疫病退散守(えきびょうたいさんまもり)」を6月1日~同30日、同県かつらぎ町上天野の丹生都比売(にうつひめ)神社で予約頒布すると発表した。
真田昌幸・幸村父子は、関ヶ原の戦いで敗れて九度山に閉居。厳しい生計と情報収集に真田紐を作って家来が売り歩き、甲冑や刀の下げ紐に重宝された。
同研究会は、長らく途絶えていた真田紐の再興を目指して、平成26年(2014)に結成。原料の綿栽培や小学生対象の糸織り体験などに取り組んできた。
同研究会は昨年6月、綿で作った真田紐の糸を丹生都比売神社へ奉納。今春以降は地球レベルの新型コロナウイルス感染拡大が起きたため、同神社の「平成の造営」の残材で作った木製「守り札」を真田紐で飾り、希望者に頒布することにした。
この守り札は五色の鮮やかな真田紐で繋がれ、頒布数は300体で、初穂料は1体800円。予約頒布で、社務所に陳列しない。期間は6月1日~30日だが、頒布予約・終了時点で締め切られる。
同研究会・広報担当の青木美佳(あおき・みか)さんは「とても綺麗な御守なので、神棚や玄関に飾るなどして、新型コロナ退散を祈ってください」と言っている。
問合せ・予約は丹生都比売神社(電話=0736・26・0102)へ。
写真(上、下)は真田紐「疫病退散守」。写真(中)は真田紐の「糸」を奉納した青木さん=左=と激励する丹生都比売神社の丹生晃市(にう・こういち)宮司=昨年6月。


更新日:2020年5月29日 金曜日 00:00

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