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あゝ野あざみ綺麗♪橋本・恋野の里〜大切に刈り残す

奈良時代のヒロイン・中将姫ゆかりの和歌山県橋本市恋野の畦道で、今、紫色の野あざみの花が綺麗に咲いて、昔ながらの日本情緒を醸し出している。
ここは紀の川・恋野橋の南側・丘陵地。その浮御堂近くの新田綾子(にった・あやこ)さんの野菜畑・畦道で、今、野あざみが群生し、水彩画のような素朴な花が初夏の日差しを浴びている。
地元の自然農法家・中山隆士(なかやま・たかし)さんが平成26年(2014)、新田さんの希望を聴いて、畦道に群生する和たんぽぽや、野あざみなどを刈り残すことにした。今では四季の野花が畦道を彩っている。
中将姫は奈良・当麻寺(たいまでら)の当麻曼荼羅(まんだら)を織ったとされ、紀州・恋野の里に隠れ住んだとも伝えられている。そうだとすれば、野あざみなど、沢山の野花に心和ませたに違いない。
ある散策中の高齢男性は「中学時代、かわいい女生徒から、自作の野あざみの絵をもらい、長らく机の前の壁に飾っていた。今考えると、とても大きな力をもらった」と述懐していた。
写真=新田綾子さんの野菜畑の畦道に咲いた野あざみの花。


更新日:2020年5月27日 水曜日 00:00

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