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ヒノキの香り♡除菌スプレー開発!橋本・大弥工芸

新型コロナウイルスの感染から人々を守ろうと、和歌山県橋本市隅田町の大弥(だいや)工芸=奥村浩章(おくむら・ひろあき)代表=は、紀伊山地の天然ヒノキの溶液を生かした「手指消毒スプレー品」を開発した。とくに感染防止が大切な時だけに、多くの人々から愛されそう。
この除菌スプレーの商品名は「HINOKI de JOKIN FOR HAND」で、天然ヒノキから抽出した精油、ヒバ精油からのヒノキ千オール、アルコールを配合した。
商品には「厚生労働省の指示に従い、消毒用エタノールの代替品として使用することが可能」と表示している。内容量は1本30ミリリットルで、販売価格は1本700円(税別)。
また、散布式・スチーム式で除菌する「HINOKI de MIST FOR DIFFUSER」(1本1500円・税別)も同時開発した。内容量は500ミリリットル。水道水で10倍に薄めて使える。
奥村代表は、今年3月1日~13日、自らの足の治療のため、千葉県の大学病院に入院した。病院は、新型コロナウイルス感染防止のため、ドアは開けっ放しで、昼夜を問わず寒さに震えた。その時「コロナには負けられない。皆さんに喜んでもらわなければ」と、ヒノキ溶液&エタノールのドッキングを考えたという。
奥村代表は「HINOKI de JOKIN FOR HAND」の長所について、「手指が荒れず、除菌力があり、ヒノキの香りがいい」と強調。「すでに神社仏閣や薬局、学習塾、友人知人ら約100人に持参すると、『これはいい』と大好評です」と話している。
先ず、5月13日(水)から同市古佐田のJR・南海橋本駅前の「はしもと広域観光案内所」で販売開始。その後、販売場所、販売方法を拡げる予定。
奥村代表は、大学研究機関と連携して、木材の溶液抽出や溶液・薬剤注入などを極め、数多くの特許を取得しており、木工技術のパイオニアとして知られる。
写真(上)は開発した除菌スプレー用品などを披露する奥村代表。写真(中)は除菌スプレー用品の説明用紙。写真(下)は除菌スプレー用品=左=とスチーム式除菌用品。


更新日:2020年5月11日 月曜日 00:00

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