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絵を描き、心豊かに♡画家・面矢さん~コロナ克服を

新型コロナで陰鬱な日々、こんな時こそ絵画を描いてみては…。橋本市文化協会や橋本絵画同好会の元会長・面矢元子(おもや・もとこ)さん(81)は、自宅に閉じこもらざるを得ない状況下、そんなふうに推奨した。
面矢さんは、和歌山県展で「裸婦」が知事賞、新世紀展で「作品」Ⅰ、Ⅱが特賞、「女」が刑部(おさかべ)賞に輝くなど、有名女流画家である。
橋本市妻の面矢さんの「アトリエM」では、小学生から高齢者まで、約10人を指導しているが、新型コロナウイルス感染防止で、やむを得ず3月から休止措置をとった。
それでも生徒たちは、みんな生き生き。例えば、60歳代の男性は、南海電鉄の高野下駅や紀伊丹生川の赤瀬橋の風景を水彩画にして持参、面矢さんの評価・指導を仰ぐし、大阪府在住の小学生の兄弟は、休校が続く中、自宅で勉強やデッサン練習に励んでいるという。
もちろん面矢さんも、「アトリエM」から見える春の農耕風景や、目をつむる少女と小鳥の空想画「夢見る少女」を描いたり、愛犬・茶々と朝夕の散歩中、心に触れた緑の公園などをスケッチしたり。
若い女性が「先生、お元気ですか」と訪れ、バラをプレゼントしてくれた時は、一緒にお茶を飲みながら、その女性の顔、そしてバラの花を水彩画にする。すべて和やかムードでいっぱいだ。
面矢さんは「自宅でも、野外でも、心に浮かぶものや、山河やまちの風景を描くと、心がすっきりします。上手下手など関係ありませんよ」とはっきり提言する。
「もちろん絵画にこだわらず、文学や彫刻、音楽、何でもいいでしょう。ひょっとしたら新型コロナのおかげで、新しい人生が拓けるかも知れませんね」と話していた。
写真(上)は自宅「アトリエM」で外の農耕風景をスケッチする面矢さん。写真(中)は面矢さんがバラの花のプレゼントに感謝しながら描いた若い女性の絵「おすまし」。写真(下)は面矢さんが「アトリエM」で描いた空想画「夢見る少女」と若い女性からプレゼントされたバラの花。


更新日:2020年4月29日 水曜日 00:00

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