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恋野橋「仮橋」ありがとう♡橋本・紀の川で撤去進む

和歌山県橋本市の紀の川・恋野橋が今春、完成・開通したことに伴い、その上流で約1年間にわたり、流域住民の生活を支えてきた代替路「仮橋」(かりばし)の撤去作業が、現在進められており、間もなく仮橋の風景が消え去る。
流域住民は「あの仮橋のお陰で、通勤通学や買い物など、どんなに助かったか知れない」と、仮橋に感謝と別れを告げている。
県は旧・恋野橋(県道山内~恋野線)の狭さ、老朽化などから平成28年(2016)9月、すぐ東側で新しい恋野橋の建設に着工。同30年(2018)11月には、いきなり旧・恋野橋が橋面変状したため、通行止めにしたうえ撤去した。
この恋野橋の南側は、奈良時代のヒロイン中将姫ゆかりの里で、稲作中心の農耕地帯。桜や紫陽花シーズンは賑わう。
北側はJR和歌山線・隅田駅、隅田中学校、大型小売店、スーパー銭湯、飲食店などがあり、日々の暮らしに欠かせない。
とくに南側の住民は、旧・恋野橋の閉鎖・撤去に困り果てたが、県は先ず、上流の水管橋を迂回路とするなどの措置をとった後、昨年3月24日、上流約200㍍に「仮橋」を架設・開通させた。
この仮橋は、災害時用の鉄製の簡易橋で、長さ約143メートル、幅約7・5メートル(自転車・歩道2・5メートル)。両端の県道つなぎ道路を含めると、総延長約344メートルになる。
これにより歩行者、自転車、緊急車両、一般車両(重量・高さ制限あり)はスピーディーに往来できるようになり、通勤・通学、買い物、飲食、入浴が楽しめるようになった。
今年3月7日、新しい恋野橋の完成・開通とともに仮橋は通行止めになり、出水期前の6月15日までに橋梁を撤去、月末に作業は終了。橋本史に残る紀の川・仮橋風景は見られなくなる。
「恋野橋架け替え促進委員会」の初代委員長・辻本賢三(つじもと・けんぞう)さんは、「とくに地元住民が、仮橋を何度も利用させていただき、大変助かりました」と感謝。
伊都振興局建設部では「仮橋の材料は、県が国から借りて、架橋工事を行い、撤去後は国に返還します」と説明。つまり、あの仮橋は、永遠に消え去るのではなくて、いつかどこかの河川で復活し、人々の暮らしを再び救うことになる。
写真は撤去工事が進む橋本市の紀の川・恋野橋の「仮橋」風景。

更新日:2020年4月24日 金曜日 00:00

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