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新型コロナ鎮静を!花盛祭で祈願~丹生都比売神社

和歌山県かつらぎ町上天野の世界遺産・丹生都比売(にうつひめ)神社で4月12日、祭神に供花して春の訪れを祝う、恒例の「花盛祭(はなもりさい)」が営まれた。
今年は人々が密集する渡御(とぎょ)の儀などは中止して、新型コロナウイルス流行鎮静を祈願し、丹生晃市(にう・こういち)宮司は、人々の願いを込めて、祝詞(のりと)を奏上した。
同神社は創建以来1700年超の歴史があり、主祭神は天照大御神(あまてらすおおみのかみ)の妹神・丹生都比売大神である。
この日、神職らが本殿の扉を開けて主祭神に供花。丹生晃市(にう・こういち)宮司が、地球レベルで猛威を振るっている、新型コロナウイルス退散と、人々の健康を祈った。
次に清らかな衣装姿の巫女が、雅楽にあわせて「豊栄(とよさか)の舞」を奉納。さらに女性3人が龍笛(りゅうてき)や太鼓、箏(こと)で「五常楽(ごじょうらく)」の曲を奏でると、数十人の参拝者らが静かに見入り、聞き入っていた。
例年なら、大天狗を先頭に約100人の行列が練り歩く渡御の儀や、境内で楽しむ野点(のだて)、芸能奉納、餅撒きなどが催され、辺りは大勢の参拝・観光客で溢れ返るが、今回は中止措置をとったので、境内の人影は少なく、ひっそりしていた。
長い参道沿いに林立する竹筒(高さ約1㍍)には、桜やバラの花が活けられ、春雨の中、傘を差して訪れる参拝者は、三々五々と朱塗りの鳥居をくぐっていた。
丹生宮司は「この花盛祭は、古来、暖かい春に疫病が流行したので、疫病退散の祭りでもありました。今は医学が発達して、忘れられがちですが、きょうは一日も早く元の生活に戻れますよう、皆様の思いを込めて祈りました」と話していた。
写真(上)は新型コロナウイルス鎮静祈願をする丹生宮司。写真(中)は龍笛、太鼓、箏で「五常楽」の雅楽奉納風景。写真(下)は春雨の中、雨傘を差して拝殿に向かう人たち。

更新日:2020年4月13日 月曜日 00:00

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