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桜の巨木♡満開近し♪橋本の紀の川〝知縄地蔵〟そば

鎌倉時代の「怪魚退治伝説」のある、和歌山県橋本市隅田町中下の知縄地蔵堂(ちなわじぞうどう)の桜の巨木で、3月26日、沢山の蕾がふくらみ、一部で開花もはじまった。
中下(ちゅうげ)老人会では、雑木林を伐採してベンチも設置し、ゆったりと桜見物や紀の川展望が楽しめるようにした。桜は今月末~4月上旬が見頃となりそう。
「知縄地蔵堂」は紀の川北岸にあり、堂内に知縄地蔵尊を祭祀(さいし)。すぐ脇には真っ赤な前掛けをした小さな石地蔵が並ぶ。お堂の西側には約200年生の染井吉野の巨木、東側には樫(かし)の古木が聳え立ち、厳かな雰囲気が漂っている。
地元伝承(昔話)によると、鎌倉幕府5代執権の北條時頼(ほうじょう・ときより)が出家後、諸国行脚(しょこくあんぎゃ)の途中、この場所に立ち寄り、紀の川の淵(ふち)に棲んでいた巨大な怪魚を退治したとされ、地蔵尊は「知縄」ではなく「血縄」と書くという説もある。
この周辺は、約2年前まで雑木に覆われ、どこかの不心得者が〝ごみ投棄〟する始末。中下老人会は大切な聖域を取り戻そうと、ふんばって木々を伐採、ごみを除去し、ヒノキ製ベンチを置いて、美しい紀の川が望めるようにした。
最近は参道沿いに約20本の灯台躑躅(どうだんつつじ=高さ50㌢5年生)を植栽しており、7月頃には目の覚めるようなピンク色の花を咲かせそう。
中下老人会の上西進(うえにし・すすむ)さんは「ここは怪魚退治伝説のある歴史的舞台です。紀の川で幾つもの大鯉(おおごい)の泳ぐ姿や、奈良時代のヒロイン中将姫物語で名高い雲雀山(ひばりやま)もそこに見えます。ぜひ、楽しいひとときをお過ごしください」と言っている。
場所は国道24号沿いの喫茶・軽食「玉」わきの小道を南に進み、JR和歌山線の踏切を渡り、やや直進後、南東方向へ行ったところ。小公園に駐車できる。道が複雑なので、地元で尋ねることが賢明。
写真(上)は知縄地蔵堂と染井吉野の巨木。写真(中)は早くも染井吉野の幹部分で満開の桜花。写真(下)は知縄地蔵堂の裏側から展望した山河の風景=手前が桜の巨木。

更新日:2020年3月27日 金曜日 00:00

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