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ワンちゃん・鯉幟・鯨♡3月の橋本~雲芸術すてき

お彼岸を控えた3月16日の和歌山県橋本地方は、気温2~8度と冷え込み、未明には山間部で雪、昼間は照り曇り、夜は星空が見えた。
3月上旬から春本番に向けて、まさに三寒四温を繰り返し、雲は可愛いワンちゃんや鯉幟(こいのぼり)の川渡し、巨大な鯨(くじら)の形を呈し、天の雲芸術を見せてくれた。
16日朝は、紀の川の南側の国城山系や、北側の葛城・金剛山系の山々が淡い雪化粧。青空にはもくもくと雲が湧き、国道24号・市脇交差点の上空では、雲から生まれた鼻の長~い、白い毛並みのワンちゃんが戯れる。
3月上旬には紀の川・橋本橋の上空に、一筋の飛行機雲ができた後、やがて北風を受けて刻々と変化。まるで一本のロープにつないだ無数の鯉幟が泳ぎ始めた。
夕刻には太陽がおおきく西に傾き、雲のなかに沈んでいくと、大空に抹香鯨(まっこうくじら)があらわれた。まるで海面をゆったり泳ぐ、巨大な鯨の下腹を、海底から仰ぎ見るようである。
3月17日(火)は彼岸入り、同20日(金・祝)は中日=春分の日、同23日(月)は彼岸明け。
今春も同市古佐田や東家など、市内各墓地へ多くの市民や帰郷者らが訪れ、清掃・供花・焼香して御先祖にお礼、冥福を祈る。
市民の中には大空の〝雲芸術〟を愛でる人もいて、「橋本の山河やまち、自然の素晴らしさ。すべて先立った家族や、ご先祖さまと一緒に楽しんでいます」と話していた。
写真(上)は橋本市の国道24号・市脇交差点の上空にあらわれた可愛いワンちゃん雲。写真(中)は紀の川・橋本橋上空に生まれた鯉幟の川渡し雲。写真(下)はゆうゆうと泳ぐ巨大な鯨=まるで海底から見上げるよう。


更新日:2020年3月17日 火曜日 00:00

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