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迫力!制多伽童子~橋本で書画・工芸など3展覧会

美術家たちの書画、写真、生け花、工芸作品を集めた「第22回 橋本市美術家協会展」が2月14日、和歌山県橋本市教育文化会館4階で始まった。16日(日)まで。入場無料。
この展覧会では絵画の部18人、書の部11人、生け花の部11人、写真の部13人、工芸の部5人の力作を出展している。
例えば、絵画の部で鈴木源二(すずき・げんじ)さんは平成29年(2017)、新世紀展・最高賞の黒田清輝賞を受賞した「いのり」=制多伽(せいたか)童子=を出品した。
鈴木さんは、高野山が世界遺産に登録された15年前、和歌山県立博物館で「空海と高野山展」を鑑賞。「その時、運慶作の国宝・八大童子立像をに出会ってとても感激し、心込めて描きました」と話した。
高橋桂子(たかはし・けいこ)さんは、橋本市文化協会・元会長の山内清治(やまうち・せいじ)さん(故人)に師事し、約18年前に描いた写生画「道」を掲示。そこには高台から眺望した坂道沿いの石垣や、瓦葺きの古い家並みを生き生きと表現。「山内先生の影響を大きくいただいた作品です」と述懐した。
同教育文化会館4階では、美術家協会展のほか、絵画愛好家グループの油彩・水彩・日本画を集めた「第44回 紀川会展」、第4回日本画「翠(すい)の会展」も同時開催している。
例えば、南口みどりさんは上記3展すべてに出品。紀川会展では、猫の絵「遊々」を飾り、たんぽぽが咲いて、蝶々のとまる小道で、何かをみつめる猫の表情が、とてもかわいく描かれている。
3展とも開館時間は午前9時30分~午後5時(最終日は同4時まで)。
写真(上)は鈴木さんの「いのり」=制多伽(せいたか)童子=美術家協会展。写真(中)は南口さんの「遊々」=紀川会展。写真(下)は高橋さんの「道」=美術家協会展。


更新日:2020年2月15日 土曜日 00:00

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