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雪化粧♪水向地蔵と藪椿~高野山・大震災忘れまじ

阪神淡路大震災から25年――。犠牲者の追悼法会が営まれた1月17日朝、和歌山県高野町の高野山・奥の院は時折、小雪が舞った。御廟(ごびょう)前の玉川沿いの藪椿や、その前の水向地蔵(みずむけじぞう)が、薄らと雪化粧。そのお顔は犠牲者6434人の安寧を祈るようだった。
この水向地蔵は、観音菩薩や不動明王、地蔵菩薩など15体が横一列に並び、それぞれ背丈は台座を含めて約1~3メートルの大きさ。
この日、高野町の天候は雪で、気温は0度~氷点下2度前後と冷え込み、わずかに風も吹いた。
少し離れた阪神淡路大震災・犠牲者の慰霊碑前では、僧侶約30人が理趣経(りしゅきょう)を読経、鎮魂の祈りを奉げた。
水向地蔵15体は、全身、雪をかぶり、その後ろでは藪椿(やぶつばき)が、光背のように満開で、枝葉の雪の中から、真紅の彩色を放っている。
この季節、さすがに周辺は閑散としていたが、時折、訪れる参拝者は、卒塔婆(そとば)を供え、玉川から引いた水槽の水を柄杓(ひしゃく)で汲み上げ、全仏像に手向けて、丁寧に合掌していた。
近くの御廟では高野山開祖の弘法大師・空海が入定(にゅうじょう)=衆生救済のため瞑想=している。
追悼法会・導師の高野山真言宗の長谷部真道(はせべ・しんどう)総務部長は「大震災から25年という節目を迎えましたが、今も悲しみは消えません。お大師様は御廟で皆様の幸せを祈っています」と話していた。
写真は降り積もる雪の中で藪椿を光背にして人々の幸せを願う高野山・奥の院の水向地蔵。

更新日:2020年1月18日 土曜日 00:02

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