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幸せ祈り「庚子の大絵馬」♪隅田八幡へ中学生奉納

和歌山県橋本市垂井の隅田八幡神社=寺本嘉幸(てらもと・よしゆき)宮司=は12月15日、地元の市立隅田中学校・美術部から奉献された来年の干支(えと)「庚子(かのえね)の大絵馬」の奉納奉告祭を営み、同神社拝殿わきに飾った。
この大絵馬は、高さと幅が各1・8㍍でベニヤ板製。同校美術部の2年生・玉那覇心(たまなは・こころ)部長(14)と1年生部員の前田亜衣里(まえだ・あいり)さん(13)の2人が水性塗料を使い、10月下旬から約1か月がかりで製作した。
上部には巴(ともえ)の神紋と「開運」の2文字を配し、その中央下では、幸せ溢れる表情のねずみ1匹と、萌えキャラ男女各1人が立ち、鯛(たい)や茄子(なすび)、米俵(こめだわら)を供えた情景を描いた。
この日、同神社氏子青年会が、大絵馬を拝殿に運び込み、美術部顧問の井上和久(いのうえ・かずひさ)教諭と玉那覇部長、前田さん、部員の家族らが出席。
寺本佳文(よしふみ)禰宜(ねぎ)が祝詞(のりと)を奏上し、井上教諭と部員2人が、2礼2拍手1礼で玉串を奉奠(ほうてん)して、奉献を寿(ことほ)いだ。
この後、新しい「庚子の大絵馬」は、これまでの「己亥(つちのとい)の大絵馬」と交換して、拝殿前西側に設置。「己亥の大絵馬」は亥年生まれの参拝者に配慮して当分の間、拝殿前東側に置くことにした。
井上教諭は「部員たちは皆様方の子孫繁栄、五穀豊穣を祈って描きました」と述べ、玉那覇部長は「できるだけ可愛く表現しました。皆さん、来年も幸せであってほしいです」と話していた。
同神社は国宝・人物画象鏡や、秋祭り・担ぎ屋台(かつぎだんじり)=和歌山県無形民俗文化財=で名高い。来年も大勢の参拝・観光客が、この大絵馬をバックにスマートフォンで撮影して、家族や友人知人に配信、楽しい繋がりを続けることになる。
[同神社の年末年始の行事予定]
▽12月31日=大祓(年越の祓)午後11時~本殿。随身門天井画ライトアップ(~3日)。丸高稲荷神社ライトアップ(~1月16日)。竹灯籠の献灯・31日午後11時~参道石段など。
▽1月1日=歳旦祭・午前10時~本殿。神酒授与・~3日まで本殿。▽1月2日=第44回書初会・午前9時~午後3時・客殿。▽1月9~10日=すだえびす・境内の隅田恵比寿神社で。▽1月14日=古神符焼納神事(どんど)・午後3時~境内。▽1月15日=管祭(小豆粥占い神事)・午前5時~本殿など。
写真(上)は隅田八幡神社・拝殿わきに設置された「庚子の大絵馬」を披露する製作者の玉那覇部長と前田さん。写真(中)は「庚子の大絵馬」の奉納奉告祭風景。写真(下)は家族に記念写真を撮ってもらう玉那覇さんと前田さん。


更新日:2019年12月16日 月曜日 00:00

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