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女性指揮者・木下さん初登場♪橋本・新春コンサート

和歌山県橋本市出身の女性指揮者・木下麻由加(きのした・まゆか)さん(33)を迎え、新しく集結した橋本市祝祭管弦楽団による「高野山麓橋本 ニューイヤーコンサート」が、令和2年1月13日(月・祝)、同市東家の橋本市民会館ホールで開かれる。木下さんが自分のふる里でタクト(指揮棒)を振るのも、この管弦楽団が演奏するのも初めてで、多くの市民の感動を呼びそう。
木下さんは昭和61年(1986)、橋本市柏原生まれ。母は名高い音楽サロン「リュスモーネ」を運営する、ハンマーダルシマ―奏者・木下加寿子(かずこ)さんで、幼い頃から音楽的才能が育まれている。
橋本の中学生時代はピアノ、奈良の智辯学園高校ではクラリネット、神戸大学時代は交響楽団員としてヴィオラを演奏。さらにデンマーク王立音楽アカデミー指揮科を卒業して、ウクライナ国際指揮マスタークラス終了演奏会では、チェルニーゴフフィルハーモニー交響楽団を指揮し、見事、ロシア音楽奨励賞を受賞。
現在は関西を拠点にオーケストラ、オペラ団体の指揮やトレーナー、奈良女子大学管弦楽団の定期演奏会などの指揮者を務め、橋本市文化奨励賞を受賞している。
今回のニューイヤーコンサートは公益財団法人・橋本市文化スポーツ振興公社が主催。午後1時30分に開場、同2時開演となる。
橋本を中心に大阪、奈良などから集まった音楽家50人でつくる橋本市祝祭管弦楽団は、木下さんの指揮でⅠ部=ヘンデル/水上の音楽(ハーティ版)より第1、2、6曲、ロッシーニ/歌劇(ウィリアム・テル)序曲、ビゼー/カルメン第1組曲、Ⅱ部=ベートーヴェン/交響曲第6番「田園を演奏する。
料金はS席3000円、A席2000円、B席1000円=全席指定で当日は500円増。前売り券は橋本市民会館(0736・33・6108)などで発売中。
木下大宝(きのした・たいほう)館長は「これまで新春には、石童丸物語を演じたアマチュア劇団・はしもとふるさとオペラや、邦楽を披露した女性尺八奏者・辻本好美さんら、橋本出身・在住の方々に登場していただき、今回は木下さんに出演をお願いしました。橋本の音楽家の力で、皆様に喜んでいただき、まちを盛り上げたいです」と話した。
木下さんは「母から聞いた話では、私は幼い頃から短冊に〝しきしゃになりたい〟と書いたり、音楽会場の座席に立っては、指揮者をまねたり。とても指揮者が好きだったそうです」と述べ、今回の公演について「橋本には仲のいい友人や、お世話になった人たちが多いので、しっかり感謝の気持ちを込めて、タクトを振りたいです」と意欲を見せている。
写真(上)は本紙の依頼に笑顔でポーズをとってくれる木下さん=橋本市民会館で。写真(中)は指揮棒を振る木下さん=コンサートチラシより。写真(下)木下さんと母のハンマーダルシマ―奏者・加寿子さん=橋本市民会館で。


更新日:2019年11月27日 水曜日 00:00

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