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九度山駅に「おにぎりスタンド」♪幸村の里・町石道

弘法大師・空海が開いた世界遺産・高野山と山麓エリアの来訪者の拡大・回遊性向上をめざして、南海電鉄=遠北光彦(あちきた・てるひこ)社長=は、高野参詣道の拠点である和歌山県九度山町の南海高野線・九度山駅に「おにぎりスタンド」、高野下駅に「駅舎ホテル」を改修整備し、11月1日、新聞・テレビ関係者に内覧会を開きアピールした。営業は2日開始となる。
南海電鉄の説明によると、株式会社NOTE=藤原岳史(ふじわら・たけし)社長=と協働で九度山、高野下の両駅を改修整備。大正13年(1924)開業の九度山駅(同町九度山)では、株式会社海南社=平田雅義(ひらた・まさよし)社長=が、おにぎりスタンド「くど」を運営。屋号は京ことばの「おくどさん」(かまど)と「くどやま」を活用した。
店舗の総面積は約150平方メートルで、客席は計37席(改札内22席、改札外15席)。厨房はプラットホームから観覧でき、中では3台の竈(かまど)で、九度山産のこしひかりや、高野町産の紫黒米(しこくまい)を炊き上げ、隣の店舗では紀州産のぶどう山椒を漬け込んだ醤油や、勝浦漁港で水揚げされた漬けマグロなどを使って、おむすびをつくり、「灰干し鮭むすび」(150円)や「漬けマグロむすび」(450円)など9種類を提供する。
このほか炭酸饅頭(まんじゅう)、紀州産100%フルーツジュースや、海南市の酒蔵「平和酒造」の地酒・地ビール、甘酒を販売。店頭では本や雑誌、高野紙製の葉書きなども販売。通勤・通学客には、定額で毎日食べられる〝おむすび定期サービス〟も実施する。
飲食スペースでは、南海電鉄の7100系電車(1970~2019年)の扉や窓、網棚などを活用した、まるで電車内で飲食を楽しめるような雰囲気。展望台に出ると四季のまちと自然の風景を望むことができる。
九度山は弘法大師・空海のご母堂を祀る世界遺産・女人高野別格本山慈尊院と、そこから高野山へ参詣する町石道(ちょういしみち)が続き、後に戦国武将・真田幸村が大坂城・出陣までの14年間を暮らした最後のふる里でもある。
和歌山市など県内でカフェ5店を経営する平田社長は、「とくに私は幸村が好きで、九度山駅とこの地域から素敵な空気感をいただき、日本人に大切な当駅でのおにぎり販売を思いつきました。ぜひ、楽しい時間を過ごしてください」と話している。
営業時間は午前6時30分~午後6時。月曜が定休日。11月2日(土)正午から九度山駅前で記念式典があり、営業は午後0時30分から。
写真(上)は美味しいおにぎりを販売する関西初の九度山駅おにぎりスタンド。写真(中)は3台の竈で炊き上げる厨房の風景。写真(下)は7100系電車の扉や窓、網棚などを活用した飲食スペース。

更新日:2019年11月2日 土曜日 00:02

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