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金剛峯寺にホップ&クラフトビール奉納~般若協議会

和歌山県の高野町クラフト般若協議会=平野嘉也(ひらの・よしや)会長(町長)=は10月24日、高野山真言宗総本山・金剛峯寺に、同町富貴産のホップを使った高野山クラフトビール「天空般若(てんくうはんにゃ)」とホップを奉納した。平野会長は「クラフトビールが参拝・観光客に愛され、ホップ栽培により、地域を活性化させたい」と話した。
この日、金剛峯寺・大広間に添田隆昭(そえだ・りゅうしょう)宗務総長が着座。平野会長や民間企業3社・農商工連携のWHOPER(ダブルホッパー)関係者ら約30人が参集した。
仏前には新開発した高野山クラフトビール「天空般若」と富貴産のホップを供え、添田宗務総長に平野会長が高野山クラフトビール「天空般若」(330ミリリットル)21本と、富貴産のホップ100グラムの奉納目録を手渡した。
同協議会の話では、もともと高野山の旧参道・宿場町だった富貴地区が、少子高齢化のために過疎化。その活性化を目指して、連携企業が耕作放棄地で昨年からホップを栽培、クラフトビール「天空般若」づくりに取り組んだ。
富貴でホップ栽培する株式会社三ツ星ファーム(橋本市高野口町)の尾上文啓(おのうえ・ふみひろ)社長は、「今年度中に高野山内の宿坊などで、国内外からの宿泊客に味わっていただきます」と説明。
添田宗務総長は、本来、高野山は飲酒禁制だが、弘法大師・空海は『塩酒一盃(おんしゅいっぱい)これを許す』と酒の効用を認めた事などを紹介。「ありがとう」と謝辞を述べた。
平野会長は「このビール、素敵な苦みと香りがあり、とても美味しいです。今のところポップ生産量が少ないので、宿坊提供に限りますが、将来は栽培を増やして、土産物やふるさと納税品にしたいです」と話していた。
写真(上)は添田宗務総長にクラフトビール「天空般若」の奉納目録を差し出す平野会長。写真(中)は富貴地区で栽培されたホップと「天空般若」。写真(下)は奉納を喜び合う添田宗務総長と平野会長。


更新日:2019年10月25日 金曜日 00:00

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