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天皇陛下の御大礼奉祝♪宝来山神社で雅楽や渡御行列

奈良・平安時代の貴族・和気清麻呂(わけのきよまろ)公が勧請(かんじょう)したと伝わる和歌山県かつらぎ町萩原56の宝来山(ほうらいさん)神社で、秋日和の令和元年10月20日、例大祭が営まれた。今回は天皇陛下の御大礼を奉祝すると共に、天狗姿の猿田毘古大神(さるたひこのおおかみ)などの渡御行列が御渡りして、五穀豊穣(ごこくほうじょう)に感謝した。
同神社は宝亀(ほうき)4年(773)に和気清麻呂公が八幡宮を勧請(かんじょう)し、光仁天皇の寶亀年間(770~780)に創建された。
今年は佐野自治区を中心に7地区が主催。午前は各地区から計7基の神輿(みこし)が祝餅(いわいもち)を載せて神社に到着、祝餅を神前に奉納した。
午後は森和弘(もり・かずひろ)宮司や松本公望(まつもと・きんもち)総代会長、各役員らが拝殿に参集。森宮司が祝詞(のりと)を奏上、玉串(たまぐし)を奉奠(ほうてん)した。
天皇陛下の御大礼を奉祝して、榊葉雅楽会(さかきばががくかい)が奏楽を奉納。森宮司が、令和の御代(みよ)の平安と皇室の弥栄(いやさか)を祈り、「敬神宗祖(けいしんしゅうそ)のもと、ご社頭(しゃとう)の発展と氏子地域の発展を願い、ご奉仕致します」と挨拶した。
この後、お神輿や五色の旗、天狗面に高下駄(たかげた)を履いた、艶やかな衣装の猿田毘古大神の行列が、同神社を出発し、御旅所(おたびしょ)で花車(はなぐるま)や神輿、稚児行列と合流。笛太鼓、お囃子(はやし)も威勢よく練り歩いた。
この日、拝殿からは神々しい小篳篥(しょうひちりき)の音色が流れ、境内では紺地に白文字で「奉献 宝来山神社 〇〇氏子中」と染め抜いた幟旗(のぼりばた)が風にはためき、後ろの森では鵯(ひよどり)の甲高い声。やがて宮司や総代会長、役員らが記念撮影に臨み、清々しい表情を見せていた。
写真(上)は秋風の中、宝来山神社の例大祭で拝殿に向かう森住職や榊葉雅楽会の隊列。写真(中)は宝来山神社の大鳥居をくぐる天狗姿の猿田毘古大神などの渡御行列。写真(下)は宝来山神社・拝殿前で記念撮影する森宮司や総代会長・役員ら。


更新日:2019年10月21日 月曜日 00:00

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