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さぁ秋祭り・本宮へ♪台風19号それる~紀の川濁流

大型で非常に強い台風19号は10月12日夜、静岡県に上陸して北上した。今回も和歌山県橋本・伊都地方は、強い暴風雨から免れ、高野山麓・紀の川流域の人々は、「有難い」と胸をなでおろしながらも、東海・関東地方の被害最少を祈った。
橋本市危機管理室は午前6時18分、市内全域に「暴風警報・雷注意」発令を伝えた。
午前8時頃には大滝ダムの放流情報が流れ、1~2時間後には紀の川が一気に増水、濁流が渦巻いたが、南海高野線の紀の川鉄橋では、綺麗な電車がゆっくりと行き来する。沿川の喫茶店経営者は「上手なダム放流で、紀の川が氾濫しないよう、お願いしたい」と話した。
京奈和自動車道や市役所前の国道24号は、土砂降りの雨で、さすがに交通量は少なく、中心市街地はウソのような閑散とした風景。高台から展望したJR・南海橋本駅や県立橋本高校のある古佐田風景も風雨に霞んでいた。
一方、この日は橋本の秋祭りの初日。暴風警報発令などにより、担ぎ屋台(かつぎだんじり)で名高い隅田八幡神社の宵宮と、舟楽車(ふなだんじり)や地車(だんじり)やり回しで人気の相賀大神社などの宵宮が中止となった。
いずれも13日(日)の本宮は、余程のことがない限り、例年通り開かれる予定で、隅田八幡神社境内では14日(月)、「子ども神輿(みこし)のお練り」が行われる。
市民の中からは「地球温暖化で年々、暴風雨が大型化しているのでは。住居も職場も、できるだけ暴風、洪水、土砂崩れ、津波被害のないところを選ぶべき」と言う声が出ている。
写真(上)は台風19号のため宵宮中止となった隅田八幡神社の静けさ。写真(中)は南海高野線・紀の川鉄橋の下を流れる濁流=10月12日午前11時20分頃。写真(下)は車も閑散とした橋本市役所前の国道24号の風景。


更新日:2019年10月13日 日曜日 00:00

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