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「橋本の良さ、全国発信を」♪女優・佐々木ありさ

NHK大河ドラマ「いだてん」で水泳選手・小島一枝さん役を演じる女優・佐々木ありささん(19)が、小島さんのふる里、和歌山県橋本市を訪れた際、その生家などを丁寧に案内した県文化財保護指導委員の北川久(きたがわ・ひさし)さん(62)は、「橋本は美しい山河に恵まれたところなので、小島さんの気持ちをわかってもらえたと思います」と、その一部始終を語った。
佐々木さんは、8月29日午後2時40分頃、一人で紀の川・橋本橋北詰の「前畑秀子資料展示館」を訪れた。北川さんは「演技に役立てば」と、佐々木さんに戦前の小島さんの新聞記事や写真などを送付していた。
佐々木さんは、職員の池西孝仁(いけにし・たかひと)さん(64)に「北川さんは、おられませんか」と尋ねる。池西さんは急いで北川さんに電話連絡し、駆けつけた北川さんに佐々木さんは、「その節は有難うございました。9月22日には、橋本市産業文化会館で、上白石さんと一緒にトークが予定されているので、きょうは小島さんのふる里を直接知りたくて、寄せていただきました」と言う。
そこで、北川さんと池西さんは、同展示館にある小島さんの写真・資料などを見せながら、わかりやすく説明。さらに北川さんは、小島さんと母が小学校の同級生という同展示館の職員・山田勝彦(やまだ・かつひこ)さん(65)と共に、佐々木さんを案内。
JR・南海橋本駅に近い紀の川北岸の通路を歩き、そこから紀の川・鉄橋をバックにした山河の風景を紹介。すぐ眼下の通称「飛び込み岩」を指さして、日本女性初のオリンピック水泳金メダリスト・前畑秀子さんと、2年後輩の小島さんらは、「そこから飛び込んで、水泳力を身につけました」と説明した。
さらに「近年は砂利採取やダム建設などで水量は減り、風景も変わりましたが、当時は北岸付近の湾処(わんど)や、妻の浦あたりが特段に美しく、大勢の子供たちが楽しく遊泳していました」と話すと、佐々木さんは目を見張るように、昔の情景を心の奥底に収めた様子。
また、大切な駅前の商店街にある小島さんの生家(旧・小島金物店)や、その作業所(現・駐車場)を案内して、そこで記念撮影。豊臣秀吉の高野山攻めを防いで紀の川に架橋、舟運を開いた木喰応其上人(もくじきおうごしょうにん)を祀る、高野山真言宗・応其寺も訪ねた。
この間、北川さんが「大河ドラマでは、小島さんが前畑さんのことを『ひでちゃん』と呼んでいたと思いますが」と尋ねると、佐々木さんは「2年先輩ですから『おねえちゃん』と呼んでいたのではないでしょうか」と答えた。
また「応其上人は近江(滋賀県)出身の佐々木氏です」と言うと「私の名前も佐々木、とても親しみを覚えます」とにっこり。「私はスイミングスクールで水泳を習って8年になります。橋本のまち、そして紀の川、とてもいいですね。大河ドラマをきっかけに、橋本の良さが全国に伝わってほしいです」と希望を述べた。
北川さんは「すでに今春、前畑さん役の女優・上白石さんが、展示館に来られ、小島さん同様、橋本をご案内しています。これからも前畑、小島、古川さんの功績を讃え、歴史的な資料を大切に展示保存しなければなりません」と語った。
写真(上)はJR・南海橋本駅近くの紀の川北岸に新設された公園の案内板の横で笑顔を見せる佐々木さん。写真(中、下)は小島さんの生家前や旧作業所前に立つ佐々木さん=いずれも前畑秀子資料展示館(池西孝仁さん)提供。

更新日:2019年8月31日 土曜日 00:07

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