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高野山・蓮花院で大賀ハス開花♪盆間近のピンク色

世界遺産・高野山(和歌山県高野町)の蓮花院(れんげいん)境内で、蓮花の寺名の前通り「大賀ハス(蓮)の花」が満開になり、盆間近の高野山の涼やかな情緒を呈している。
蓮花院=東山泰清(ひがしやま・たいせい)住職(高野山真言宗総本山金剛峯寺の元・寺務検校執行法印)=は、本山のすぐ近くにある。
山門をくぐると、大小8つの水甕(みずがめ)で、大賀(おおが)ハスが大葉を広げ、幾重もの大葉の間から、真っすぐに伸びた茎の先で、数輪の花がピンク色に咲いて、10数個のつぼみも見られる。
「蓮花院略縁起」によると、弘法大師(空海)が高野山を開創した際、「悪魔降伏のため、軍荼利明王(ぐんだりみょうおう)の秘法を修し、結界せし時の草庵が当院である」とし、「大師観行中、八葉の白蓮中に瑞光現われたるに因り、蓮花院と称す」とある。
蓮花院は、その縁起により、山麓の橋本市柏原の造園業・豊岡由行(とよおか・よしゆき)さんに大賀ハス栽培を依頼。冬場は水甕が水の凍結で割れないよう管理し、夏場は大賀ハスを咲かせて、蓮花院境内に飾っている。
蓮花院は沢山の土産物店が林立する小田原通りに面しており、大賀ハスに気付いた参拝・観光客は、次々と山門をくぐる。
水甕のそばでは十一面観音立像が微笑んでおり、人々は大賀ハスをスマホ撮影した後、静かに手を合わせる。豊岡さんは「ここ数日が見頃かと思います」と話していた。
写真はいずれも高野山・蓮花院境内の水甕に咲く大賀ハス。


更新日:2019年8月8日 木曜日 00:02

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