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子供ら医療体験!紀和病院~切開縫合や水薬調整~

子供たちに医療現場を学んでもらう真夏の祭典・紀和カーニバル「キッズ医療体験」が、7月27日、和歌山県橋本市岸上の医療法人南労会・紀和病院で開かれた。実行委員会の梅村定司(うめむら・ていじ)委員長(医師)は、子供たちを指導・見守りながら「よくできたよ」と、その純真無垢(じゅんしんむく)な頑張りを讃えていた。
この日、保護者を含む3歳児~中学3年生の児童・生徒ら約600人が参加。「ドクター体験」「手術室体験ツアー」「薬剤師のお仕事体験」「看護師体験」「なりきり写真館」などに挑んだ。
例えば「ドクター体験」では、病院側がガン細胞に見立てたビー玉入りの鶏肉を用意。子供たちは指の感触でガンの有無と位置を確かめた上、電気メスで切開してビー玉を取り出し、丁寧に縫合した。
梅村委員長は「素早くガンを見つけたね」「電気メスの使い方も上手です」と評価し、指導の医師や看護師も一斉に拍手で讃えると、子供たちはホッと緊張感から解放されていた。
「薬剤師のお仕事体験」では、お菓子を使って薬作り。薬の一包化、軟膏詰(なんこうづめ)、水薬の調整などを学ぶ。「なりきり写真館」では、可愛い女の子がナースキャップに看護服姿で、お母さんの胸に聴診器を当てる。それをスマホなどで記念撮影していた。
「ドクター体験」に挑んだ智辯学園奈良カレッジ小学部5年生の柴田珀(しばた・はく)くん(10)は「大好きな祖父が約1年前、胸の手術のお陰で、元気を回復しました。ぼくも将来、医師になって大切な命を守りたいです」と話していた。
病棟の外の広場では屋台・ステージが設けられ、屋台では金魚すくい、大判焼き、かき氷、ジュースなど販売。ステージでは歌やダンスが繰り広げられ、大勢の家族連れらが楽しい夏の夜を過ごしていた。
写真(上)は梅村医師らの指導でドクターの電気メス・縫合体験に挑む子供たち。写真(中)はは看護師姿で模擬患者(お母さん)に聴診器を当てる女の子。写真(下)は「薬剤師のお仕事体験」に挑む子供たち。


更新日:2019年7月28日 日曜日 00:00

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