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高野の花たち(212)早くも土手に咲くヤマハギ

ヤマハギ(山萩)の別名はハギ(萩)、エゾヤマハギ(蝦夷山萩)で、マメ科ハギ属です。梅雨の長雨と、平年より気温も低めのためか、早くも高野山上で、ヤマハギの花が車道沿いの土手に咲いています。
秋の七草の1つとされ、最近では造成された土手などでも見かけられますが、土留めのために、種子が吹き付けられたものと思われます。草ではなく落葉低木。全国各地の日当たりのよい山野に生えます。
密集した枝に、こまやかな花がたくさん咲き、風にゆれる様は風趣があり、和歌や俳句によく詠まれて来ました。万葉集に一番多く登場する植物は、梅でもなく桜でもなくハギだそうです。
7月から10月にかけて咲き、花は直径1センチ程の小さな蝶形で、派手さのないところが好まれ、花期は長く満開がはっきりしないで咲き続けます。冬季におよそ半分が枯れますが、残った茎の頂部付近から翌年また一斉に枝を伸ばします。
名前の由来は、毎年新芽が伸びてくる様子から「生え芽(はえき)」と呼ばれ、それが「ハギ」となったそうです。また、1年でたくさんの枝が伸びるハギは、群生するともしゃもしゃの茂みのようになるので、英語では、Bush clover「クローバーの茂み」と呼ばれているそうです。
昔は、枝や葉を家畜の飼料にしたり、束ねて箒にしたりと、生活に密着した植物でした。花の終わりに近いころの根は、女性のめまい、のぼせなどに薬効があるといわれています。花言葉は「思案」「内気」「物思い」です。 (E記)

更新日:2019年7月21日 日曜日 23:48

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