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水道料金アップ反対!橋本市「考える会」署名活動

和歌山県橋本市が6月定例市議会に提案予定の「水道料金改定(値上げ)案」に対し、これに反対する市民有志が「橋本市の水道問題を考える会」=中田眞一(なかた・しんいち)会長、約30人=を結成した。同会は「橋本市の水道料金は、県内で一番高いのに、さらに値上げなど認められない」として、市議会議長宛て請願書の署名活動を展開している。
橋本市は、国の要請に基づき、水道施設の再構築計画を作成。市民が将来「命の水」に困窮することのないようにと、同市真土の市営浄水場ポンプ施設や池の改修、排水管整備など、20年計画(予算約195億円)を策定した。その必要経費づくりが水道料金改定の主たる理由という。
考える会の「水道料金の引き上げ中止を求める請願書」によると、「橋本市は県下9市の中で最も高い水道料金である」にもかかわらず、「今年10月から基本料金1780円を2400円(税込)に引き上げ、追加料金1トン増毎に178円を196円(同)に引き上げる(審議会への提出資料より)」と発表したと説明している。
その後、同市は料金改定額を修正して記者発表。基本料金1780円(税込)は、5立方メートルまでを1813円(同)に、5立方メートルを超えると1980円(同)にすると説明。そこには国の「消費税2%アップ」も想定・勘案したとしている。
さらに請願書では、市民には水道会計が「赤字」と説明しながらも、国や県には「黒字」と報告していると厳しく指摘。「50年、100年先の水道施設補修費を、今の市民に負担させるのではなく、再構築計画を見直せば、引き上げの必要はなくなる」と強調した。
考える会は正副会長各1人、事務局長ら2人、世話人8人で構成。請願書の署名目標は計3000人で6日現在、すでに市議会議員6人(定数18人)を含む、市民2000人超の署名を集めている。
同会はこの請願書を6月市議会(10日~28日)の初日(月)に議長に提出し、議案審議・採決を傍聴して、その成り行きを見守ることにしている。
考える会の木ノ本豊(きのもと・ゆたか)事務局担当は、「お願いしたいのは、あくまでも料金を上げずに、水道事業の再構築計画を見直すことです」と述べ、中田会長は「これまで市民に対する説明は、2度のチラシと広報はしもとへの掲載だけ。これでは納得できません。市民の理解と納得のもとに進めることが大事です」と訴えている。
この動きに対し、森川嘉久(もりかわ・よしひさ)副市長は「5立法メートルまでを1813円と抑えたのは、1人暮らしや高齢者ほど、使用水量が少ないと考えたからです」と説明。「市民生活に水道事業は不可欠であり、再構築計画には、皆様のご理解をいただきながら、しっかり取り組んでいきたい」と話した。
市民の間では、「市当局が先ず市民に対し、水道料金改定の目的と改定額、その理由をわかり易く説明すべき」「市議会は市民の意見に耳を傾け、熟慮のうえ賛否を決すべし」という声が高まっている。
請願署名などの問い合わせは中田眞一会長(電話=0736・26・7634)へ。
写真(上)は橋本市の一般家庭・台所の水道水。写真(中)は署名を求める「橋本市の水道問題を考える会」の請願書。写真(下)は橋本市浄水場。

更新日:2019年6月7日 金曜日 00:00

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