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テロ犯を逮捕!爆発物処理~かつらぎ署など対処訓練

来年の東京オリンピック・パラリンピックなどを控えて、和歌山県警・かつらぎ警察署と伊都消防組合などは5月月24日、和歌山県かつらぎ町の道の駅「紀の川万葉の里」で「テロ対処訓練」を行った。
同署や同消防組合、かつらぎ町役場から計約40人が参加した。訓練は、道の駅の敷地内で「女性が車にはねられた」と110番通報があり、同署員らがテロ犯人を逮捕、爆発物を処理するという想定。
この日、先ず、道に倒れている被害女性を救急車で病院へ緊急搬送。パトカーで駆け付けた署員が、はねた車の運転席の若い男に職務質問。男は車から降り、刃物を振り回し、暴れ回ったが、警杖(けいじょう)などで、いとも簡単に逮捕した。
その後も男は「車には爆発物を積んである」と開き直る。これには躊躇(ちゅうちょ)せず、ただちに機動隊爆発物処理班が出動。宇宙服のような防護スーツに身を固めた2人が、クレーンのような特殊機材を使って慎重に処理。この間、道の駅の従業員は、店内の買い物客らを、やさしく誘導・避難させていた。
訓練はわずか約30分間でスピーディーに終了。出納延計(すいどう・のぶかず)署長は、「当地方は道路環境が良くなり、大阪など都市部との行き来も激しくなってきた。私たち警察は消防、町役場、商店・民家の方々としっかり連携して、テロ事件が絶対起きないように努めたい」と話していた。
写真(上)は警察官に向かって刃物を振り回すテロ犯。写真(中)はテロ犯に車で引かれ病院に搬送される女性。写真(下)は車から爆発物を新鋭機で取り出す爆発物処理班=いずれも訓練。


更新日:2019年5月25日 土曜日 00:00

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