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高野山に「山の古民芸」♪浦中さん「気軽に見てね」

和歌山県高野町高野山に唯1軒「山の古民芸」という看板を掲げた時計店がある。こじんまりした店内に約100点の古民芸&古時計を並べており、主人の浦中唯夫(うらなか・ただお)さんは「興味ある方は、ぜひ、お立ち寄りください」と言っている。
浦中さんは昭和38年(1963)から高野山440の1で時計店を経営。最近まで高野山担当の報道カメラマンとしても活躍してきた。
近年、時計業界が低迷する中、近所に住む元大学教授(故人)が、「古民芸品も扱ってみては」と提案したうえ、自宅に飾っていた大黒様の土人形や、観音様の飾り面などを沢山譲ってくれた。
浦中さんはその励ましに感謝し、平成28年(2016)、古いタンスの板で「山の古民芸」と書いた看板を作り、表に掲げてランプも飾り、時計に古民芸を加えた形にアレンジした。
店内には「竹に虎」を彫った古風な欄間(らんま)や、白馬に武将のうちまたがった置物のほか、壺、皿、花瓶、火鉢などがずらり並ぶ。
終戦後の小学校で使われていた古机もあり、その上には蓄音機や真空管ラジオが置かれ、壁では柱時計の振り子がチクタクと鳴る。ガラスケースには幾つものネジ巻き腕時計が輝いている。
浦中さんは「大したものはごさいませんが」と控え目に説明。「近くに来られた際は、気軽にご覧ください」と言っている。
場所は高野山・金剛三昧院の下で、小田原通りを少し入ったところ。問い合わせは浦中さん(電話=090・7485・2142)。
写真(上)は古い蓄音機や真空管ラジオを披露する浦中さん。写真(中)は浦中さんが掲げた「山の古民芸」の看板。写真(下)は店内に飾られた大黒様の土人形など古民芸のいろいろ。


更新日:2019年5月7日 火曜日 00:00

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