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高野の花たち(184)永遠に貴方の♡ダンコウバイ

ダンコウバイ(檀香梅)は、クスノキ科クロモジ属の落葉広葉。枝を折るとビャクダンに似た香りがすることからこの名前がつけられたとか。
よく似た仲間にクロモジ、アブラチャンがあり、花は5~6個が丸く、ボリュームがあって春の山の中でも目立ちます。
花を手に取りよく見ると、5~6個が丸くなり、花びらが6枚梅の花のようです。黄色の花にちなんでウコンの花とも呼ばれていたそうです。
4月のはじめ、南海高野線の紀伊神谷駅付近で咲いているのに出会いました。平地よりやや遅いといわれているこの辺でも、この花の咲きっぷりを見ると、春の到来を感じせてくれます。
ダンコウバイとシロモジは温帯に分布します。ダンコウバイの葉は広卵形で、やや厚く3裂して、先は鈍頭です。葉裏は長い毛があります。3本の葉脈は葉の根元の少し上から出ます。実はアブラチャンと同じように、油分が多く「冬拍油」と呼んで、整髪に使われていたそうです。
実は赤から黒に変わります。秋には葉は真黄色になり、周辺の風景をもりたてます。この花には素敵な花言葉があって「永遠に貴方のもの」です。 (TA記)


更新日:2019年4月17日 水曜日 22:48

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