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高野の花たち(182)ミツバツツジ 原産地は日本

ミツバツツジ(三つ葉躑躅)は、ツツジ科のツツジ属で、関東から中部に分布する落葉低木。高さ2~4メートルで、別名イチバンツツジ(一番躑躅)、ムラサキツツジ(紫躑躅)とも呼んでいます。
早春、葉が出る前に、細く伸びた軽やかな枝先に、じょうご形の筒部ができ、その先に5つに深く裂けた紅紫色の花が横向きに咲き、花後あるいは同時に、3枚のひし形の葉が出るのが特徴です。この3枚の葉がつくことからミツバツツジと名付けられました。
原産地は日本です。日本に自生するその他のミツバツツジ類は、トウゴクミツバツツジ、サイコクミツバツツジ、コバノミツバツツジなどがあります。ミツバツツジの雄しべは5本で、他のミツバツツジ類は、雄しべが10本あるので区別つきます。主にやせた尾根や岩場、里山の雑木林などに生育しています。
春一番に紅紫色のミツバツツジが、高野山周辺の野山のあちこちで咲いていましたが、近年は低木のため、鹿の食害と盗掘りの影響で激減しました。
今回のミツバツツジは、高野山の中心地から5キロほど下った高野街道の崖の上にたった一株だけ咲いていました。
ミツバツツジ類は、挿し木や接ぎ木で増やすことが難しく、種で増やすしかありません。早急に森を育てる取り組みが必要です。
花言葉は、切り立った崖の上などに生え、明るく上品な花を咲かせることから「抑制のきいた生活」。また、もともと山地や高原に自生して、厳しい環境に強いとされることから「節制」。慎ましやかな紅紫色は、責任感と調和を意味する色で、精神的にバランスが整えられるそうです。 (E記)

更新日:2019年4月7日 日曜日 19:13

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