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春うらら♪真土万葉の里~葉牡丹と菜の花の競演

万葉人が往来した「飛び越え石」で名高い和歌山県橋本市真土区の「真土万葉の里」で、4月3日現在、「と」「び」「こ」「え」「石」と表した葉牡丹に綺麗な花の塔が立ち、満開を迎えた菜の花は、まるで黄色のジュータンを敷いたようで、観光客を堪能させている。
「飛び越え石」は、紀の川に注ぐ和歌山・奈良の境界を流れる落合川にあり、万葉時代には両岸から突き出た、2つの巨大な石の上を、貴族も庶民も馬や徒歩で激しく往来したらしい。
今、その西側の畑(約500平方メートル)では、350株の葉牡丹に美しい塔が立ち、「と」「び」「こ」「え」「石」の文字が鮮やか。その隣の畑(約1500平方メートル)では菜の花が満開となり、西側の小高い万葉池の堤防から展望すると、春本番の風が吹き渡ってくる。
観光客らは「飛び越え石」でとびこえ体験をし、「とびこえ休憩所」では持参のお茶や弁当を味わいながら、菜の花畑を眺めてうっとり。
室内にはまるで風の盆のような踊り子の竹細工などを置いて、「自由にお持ち帰りください」と表示し、同じ棟に「お手洗い」もある。感想ノートには「とても素敵な休憩所ありがとう」「菜の花が大変見事」「黄色でよかった。写真いっぱい撮った」などと記されていた。
真土万葉保存会では「四季の花々を生ごみ堆肥で栽培しています。どうぞ当地で、万葉人の心にタイムスリップしてください」と呼びかけている。
問い合わせは真土万葉保存会・事務局(090・4285・3097)へ。
写真(上)は「と」「び」「こ」「え」「石」と描いた葉牡丹アートの綺麗な花の塔=手前=と満開の菜の花のジュータン。写真(中)は真土万葉の里を散策し「飛び越え石」で仲よく握手を交わす女性たち。写真(下)は休憩所から見える菜の花畑。


更新日:2019年4月5日 金曜日 00:00

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