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金剛峯寺・飛鷹法印の転衣式♪弘法大師名代就任祝う

高野山真言宗総本山・金剛峯寺(和歌山県高野町高野山)で3月13日、高野山別格本山・三寳院(さんぽういん)住職・飛鷹全隆(ひだか・ぜんりゅう)大僧正(76)の第520世寺務検校執行法印(じむけんぎょうしぎょうほういん)就任を披露する転衣式(てんねしき)が行われた。
法印経験者の前官(ぜんかん)や各寺院の住職、信者ら約800人が出席。飛鷹・新法印は古式にのっとり、「不肖(ふしょう)、順席(じゅんせき)の儀なれば、お先に御免こうむります」と、うやうやしく挨拶した。
飛鷹・新法印は一旦退席した後、緋色(ひいろ)の僧衣に着替えて再び登場。次期法印の高野山・遍照光院(へんじょうこういん)の酒井道淳(さかい・どうじゅん)住職(76)から、箸(はし)を使って昆布と米をいただく「松三宝(まつさんぽう)の儀」で祝福を受けた。
法印は高野山真言宗の最高位とされ1年間、宗祖・弘法大師(空海)の名代となり、山内の主要行事の導師を務める。
飛鷹新法印は、愛媛県出身で、高野山大学卒業。高野山文化財保存会常務理事、高野山真言宗法会部長などを歴任している。
この日の高野町は気温1~3度で、高野山麓・橋本市の4~10度に比べて3~7度も低く、未明には金剛峯寺や奥の院、壇上伽藍などが薄らと雪化粧。
転衣式はその雪解けの中、静粛に営まれ、高野山ならではの瑞々しさに満ちあふれていた。
写真(上)は酒井・次期法印から「松三宝(まつさんぽう)の儀」で祝福を受ける飛鷹・新法印=左。写真(中)は最初に着席したばかりの飛鷹・新法印。写真(下)は転衣式が行われた金剛峯寺と雪化粧の境内隅。


更新日:2019年3月14日 木曜日 00:00

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