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平成最後の高野の火まつり!2500人諸願成就祈る

世界遺産・高野山(和歌山県高野町)に春を呼ぶ「高野の火まつり」(大柴灯護摩供=だいさいとうごまく)が3月3日、高野山真言宗総本山・金剛峯寺前の駐車場で営まれた。山開きや霊場開き、諸願成就を祈る恒例行事で、全国から約2500人の善男善女が集まり、厳かに執り行われた。
高野の火まつり実行委員会=目黒寿典(めぐろ・じゅてん)委員長=が主催。金剛峯寺の葛西光義(かっさい・こうぎ)座主管長と山伏(修験者)姿の僧侶ら約80人が、四方を竹と綱と紙垂(しで)で囲んだ結界内に登場した。
葛西座主管長が「洒水加持(しゃすいかじ)」で場を清め、修験者らが大斧(おおおの)や剣(つるぎ)、弓矢で邪気払いの儀式を執り行い、「ブゥオオー」と吹き鳴らす法螺貝(ほらがい)の音を合図に、檜葉(ひば)で組まれた護摩壇に点火すると、たちまち真っ赤な炎と昇龍のような煙が立ちのぼり、山伏らは願文を書いた護摩木を次々と投げ入れた。
最後に大勢の参拝・観光客が、次々と修験者から錫杖(しゃくじょう)で背中を撫でてもらいながら合掌、家内安全や健康長寿、世界平和を祈っていた。
この日午後の高野山は、気温7度前後と肌寒く、今にも降り出しそうな空模様だったが、最後まで何とか持ちこたえ、参拝・観光客らは「濡れずに済んだ。今年は幸せかも…」「修験者から加持祈祷(かじきとう)を受けて、清々しい気持ちになれました」と喜んでいた。
目黒委員長(高野山・遍照尊院住職)は「きょうは平成最後の第24回目の高野の火まつりです。穏やかで幸せな新時代の到来と、多くのご参拝を期待しています」と話していた。
写真(上、下)は高野の火まつりで激しく煙や炎をふき上げる護摩壇。写真(中)は護摩壇に点火する修験者の姿。

更新日:2019年3月4日 月曜日 00:00

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