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素敵♡JR新型車両♪3月デビュー和歌山線試乗会

和歌山駅(和歌山市)と王寺駅(奈良県王寺町)を結ぶJR和歌山線で、3月16日から新型車両(227系)が運行するのを前に2月23日、その「試乗会&展示会」が開かれ、沿線自治体や報道関係者ら約100人が乗り心地を体験し、沿線住民は「がんばれ」とエールを送った。
この日、新型車両は4両編成で登場。外観は緑色ラインが特徴で、和歌山・奈良共通の文化・歴史・自然の奥深さを表現した。車内は自動で温度調整し、多機能トイレを設置、JR西日本初の「ICOCA(イコカ)」など、交通系ICカードの改札機を搭載した。
午前10時35分、和歌山駅1番ホームを発車。早春の山々が迫る紀の川北岸を快走する中、沿線各所では「がんばれ和歌山線」「ようこそ227系」と書かれた横断幕などを掲げ、笑顔で手を振る光景が、車窓から眺められた。
同11時44分に終着駅の橋本駅2番ホームに到着。同駅での「新型車両・展示会」では、鉄道ファンに初めて一般公開。はたごんぼ茶も振る舞われた。
各自、座り心地を体感したり、車内整備を見学したり。子供たちは〝JRこども制服〟を着用しての記念撮影や、車両の缶バッジプレゼントに大喜び。小学6年生の男の子は「新しい電車が走るのでとてもうれしいです」と話していた。
今、運行中の105系車両は、昭和59年(1984)製造で、和歌山線の電化が完成した同年10月1日以降、和歌山線に配属された。
新型車両のダイヤは2両編成で当面、朝夕上下計10本が走行。今年秋までには、すべて新型車両に入れ替わるという。
[新型車両(227系)の特徴]次の通り。
▽ドア横のボタンを押して列車のドアの開け閉めができる▽先頭車両にはホームから線路への転落防止用ホロを設置▽車内ドア上は次の停車駅名を日本語と英語で表示▽つり革や手すりは急停車に備えて多くし、黄色く目立たせた▽座席はクッションを良くした▽バリアフリーのトイレや車椅子利用のスペースを設けた▽車輪に車体を載せつける装置・サスペンションは、走行時の揺れが少ないエアーサスベンションを搭載した。
写真(上)は和歌山駅1番線に入線する新型車両。 写真(中)は横断幕かかげ手を振る沿線住民。写真(下)は鉄道ファンらでごった返す橋本駅ホーム。 
写真・記事=「はしもと鉄道クラブ」会員・フォトライターの北森久雄(きたもり・ひさお)さん。


更新日:2019年2月24日 日曜日 00:01

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