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活性化へ四郷・天野・新城♪かつらぎ町シンポジウム

和歌山県かつらぎ町発足60周年記念「かつらぎ町を元気にする地域づくりシンポジウム~過疎地域における地域づくりの取り組み~」が、2月10日、かつらぎ総合文化会館で開かれた。大学教授や活動団体代表らが、名所旧跡や歴史・文化を語りながら、200人を超える参加者に地域づくりの大切さを訴えていた。
町発足60周年記念式典の後、主催者(同町・一般財団法人自治総合センター)を代表して、井本泰造(いもと・たいぞう)町長が、大阪・和歌山の府県間道路・国道480号や、京奈和自動車道の開通を取り上げ、一層「まちを盛り上げよう」と開会挨拶した。
シンポジウムでは先ず、和歌山大学観光学部の藤田武弘(ふじた・たけひろ)教授(学部長)が「観光をめぐる新たな潮流と地域農業の再生」と題して基調講演。観光は「農山村めぐり」「着地型観光」が増え、「SNSやインスタグラム時代」なので「マイカーや徒歩でも行きます」と話し、若者たちの「田園回帰」「帰郷農業」の広がり、「民宿増加」の中、都市の子供たちは川の瀬音、星空に感激することなどを紹介。「農商工連携」や「関係人口(地域や地域の人々と関わる方々)創出」の重要性を力説した。
次に「過疎集落寄合会報告会」があり、四郷地域の「四喜(しき)の会」の辻本英貴(つじもと・ひでき)代表は、約500年続く串柿と太鼓の里・四郷(広口、滝、東谷、平)を紹介。「西国街道と高野街道の交通の要衝で、最近は鍋谷トンネル開通で再び注目されている」と話した。
天野地域の「天野の里づくりの会」の谷口千明(たにぐち・ちあき)会長は、世界遺産・丹生都比売(にうつひめ)神社・高野山町石道の見回りや保全活動、ウォーキングコースの整備やマップ作り、「企業のふるさと」による異業種交流の推進などを展開して、第50回農林水産祭で農林水産大臣賞を受賞したことを説明した。
新城地域の「新城寄合会」の中前光雄(なかまえ・みつお)会長は「清水に恵まれ水稲栽培が盛ん」「若者の奮闘でイノシシ・シカの防護柵(8・2キロ)を設置」「旧・新城小学校は『地域交流センター「水とみどりの美術館」すぎのこ』に生まれ変わった」ことなどを紹介した。
藤田教授がコーディネーターで開かれたパネルディスカッションでは、辻本代表が「私たちは串柿風景をストーリーに里を盛り上げたい」と述べ、中前会長が「子供たちをやさしく迎え入れる」と話し、谷口会長が「都市住民との交流を大切にしていきたい」と思いを語った。
藤田教授は「皆さんのお話から、着実に芽は育っています。地元愛を大切にし、ふる里に価値を持たせていただきたい」と締めくくり、会場から大きな拍手が起きていた。
写真(上)はパネルディスカッション=左から藤田教授、中前会長、谷口会長、辻本代表。写真(中)は基調講演する藤田教授。写真(下)は過疎集落寄合会報告会の光景。

更新日:2019年2月11日 月曜日 00:00

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