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橋本に「数学ワンダーランド」を♪岡潔博士に学ぼう

世界的超1級の数学者・岡潔(おか・きよし)博士(1901~78年)のふる里、和歌山県橋本市の橋本市岡潔数学WAVEは、パンフレット「橋本市に数学ワンダーランドをつくろう」2000部を発行し、日本人の情緒を大切にした岡博士の人間味や、同会の活動内容などを紹介、会員や指導者を募集している。同会設立10周年目の今年、木地茂典(きじ・しげのり)会長は「行政との協働で一日も早く『岡潔記念館』を創設して、橋本を〝数学科学のまち〟にしたい」と張り切っている。
岡潔数学WAVEパンフレットによると、岡博士は大阪市出身で、幼少期から中学時代にかけて、父の実家である紀見村(現・橋本市)で育った。
京都帝国大学に学び「多変数函数論」を発表。「世界の天才数学者でも1問解くのに100年かかる」と言われた、世界3大難問を1人で解いた超天才で、文化勲章受章者、橋本市名誉市民。
同市数学WAVEは社会教育認定団体で、平成21年(2009)7月に「算数・数学が楽しい」と感じる子供たちを育もうと設立。現在会員は約150人。
基本計画は「おもしろ算数・数学教室」と「研究会・講習会」の開催や「岡博士の顕彰」活動などで、岡博士のふる里、同市柱本の紀見峠に顕彰碑や「情緒の道」と記した標識を建立し、岡博士をよく知る大学教授の講演会や、「岡潔顕彰 囲碁・将棋大会」なども開催している。
さらに橋本市と協働で「岡潔記念館」建設を目指し、同記念館では岡博士の関連資料を展示、算数・数学体験ゾーンを設け、おもしろ算数数学教室(講座)を開講する方針だ。
今年1月20日(日)には、同市教育文化会館で、日本人女性初の国際数学オリンピック金メダリストでピアニストの中島さち子さんによる「おもしろ算数教室」を開講=参加無料~1月11日(金)申込み締切。
1月27日(日)は同会館で橋本市図書館企画の「岡潔博士って だあーれ?」が開かれ、同数学WAVEの奥村浩章(おくむら・ひろあき)副会長が「私の春宵十話」と題して講演する。
2月23日(土)には、明治大学駿河台キャンパスで「岡潔シンポジウム 紀の国の偉人~世界が認めた孤高の天才数学者~」(和歌山県と明治大学主催、橋本市後援)を開催。
作家でお茶の水女子大学の藤原正彦(ふじわら・まさひこ)名誉教授が基調講演し、作家で同数学WAVE理事の佐藤律子(さとう・りつこ)さんらがパネルディスカッションする。
木地会長は「平成31年もこの通り力強くスタートします。岡博士は数学だけでなく文学、哲学にも精通されていました。当会としては数学にこだわらず、岡博士の業績を伝承したいので、ぜひ、ご入会ご協力をお願いしたい」と話していた。
会員は年会費制で、個人1口1000円、団体1口5000円、年会費2口(2000円)以上が必要。
橋本市岡潔数学WAVE事務局は(橋本市教育委員会内=電話0736・33・3704)。
写真(上)は岡潔博士のイラスト。写真(中)は算数に取り組む子供たちのイラスト。写真(下)は佐藤律子さん作の「岡潔博士って だあーれ」の絵本。

更新日:2019年1月11日 金曜日 00:00

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