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金剛峯寺の葛西座主就任♪「開創の心実践したい」

高野山真言宗総本山・金剛峯寺(和歌山県高野町)の最高位にあたる、第414世座主(ざす)兼高野山真言宗管長に11月15日、高野山専修学院長の葛西光義(かっさい・こうぎ)大僧正(86)が就任し、金剛峯寺大主殿で入山式が行われた。
葛西大僧正は高野山出身で高野山大学を卒業。同町の大本山寶壽院(ほうじゅいん)門主、高野山成就院(じょうじゅいん)住職。平成21年(2009)2月から1年間、弘法大師の御名代、金剛峯寺の第510世寺務検校執行法印(じむけんぎょうしぎょうほういん)を務めた。
この日、紫の衣に緋色(ひいろ)の袈裟(けさ)をまとい、約100人の僧侶らが見守る中、参道から山門をくぐり、大主殿に入った。
先ず御法楽(ごほうらく)、御焼香の後、上段の間で入山式があり、葛西大僧正に添田隆昭(そえだ・りゅうしょう)執行長(しぎょうちょう)(71)から辞令と公印が伝達され、添田執行長は葛西大僧正の功績を讃えるとともに「これからもご指導ください」と祝辞を述べた。
葛西座主は「来年は年号が変わるが、高野山開創の心と教えを、時空を超えて実践したい。仏様のご加護と皆様のご支援を受け、献身したい」と誓った。
この後、葛西座主は大主殿前で、高野山真言宗総本山・金剛峯寺の元宗務総長・元寺務検校執行法印の土生川正道(はぶかわ・しょうどう)無量光院住職ら、本山関係者と共に記念撮影。
たまたま訪れた参拝・観光客らは、滅多に見られない光景と思ったのか、必死でスマートホン撮影に取り組んでいた。
任期は4年間。就任を披露する晋山式(しんざんしき)は、来年3月5日、金剛峯寺で行われる予定。
写真(上)は高野山・金剛峯寺へ参道から山門をくぐる紫の衣に緋色(ひいろ)の袈裟姿の葛西大僧正。写真(中)は添田執行長から辞令公印を伝達される葛西大僧正=向かって左。写真(下)は記念撮影する葛西座主と土生川・元法印ら関係者。


更新日:2018年11月16日 金曜日 00:01

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