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紀州新家「おろし金」グッドデザイン賞♪料理人称賛

和歌山県橋本市向副1039の総合建築業・新家崇元(しんけ・たかゆき)さんと、創作人形作家の智子(さとこ)さん夫妻が製作した「おろし金(がね) 紀州新家 スタンド スクエア 1号」が、公益財団法人日本デザイン振興会(東京)主催の2018年グッドデザイン賞に輝いた。日本伝統のおろし金の良さに着目して、デザイン・機能性・食材本来の味を損なわない、新たな「おろし金」を手作りした新家さんは、「この素晴らしい伝統工芸品を次世代に伝えたい」と張り切っている。
「おろし金」は、主にダイコンやショウガ、ワサビなどをすりおろす、日本伝統の調理器具の一種。昨年4月、新家さんは大阪・堺市の工房で「おろし金」作りを見学。そこから探究心が生まれた。
江戸時代の百科事典「和漢三才図会」によると、「おろし金」は300年以上の歴史を持つが、手作り職人は後継者不足のため、国内に4人しかいないという。
そこで新家さんがプロデュース、智子さんがデザインを担当。創意工夫と試作を重ね、銅を材料に、手打ちで目立てし、錫(すず)メッキを施して、新しい「おろし金」(縦175ミリ×横103ミリ~縦365ミリ×240ミリ、厚さ3ミリ)を創作した。
これまではチリ取り型のままだったが、今回、持ち手は木製、錫引(すずひ)きは鏡面仕上げとし、一般家庭からプロの料理人まで、作業しやすくした。
新家さんは、京都の有名料理人らに、この「おろし金」を試してもらったところ、「大きさも形も良く、仕事もスムーズにできる」「目立てが精巧で、おろした素材の食感や甘味などが伝わる」と褒められ、即座に注文を受けた。
京料理「祇園 さ々木」の佐々木浩(ささき・ひろし)さんは「歴史あるおろし金に、現在の使いやすさを考慮している。料理人のニーズに合った目立てをして頂けることが一番です。とくに今までにない立体的で、おろしやすいところが魅力です」と讃えた。
紀州新家の「おろし金」は、1枚6000円~80000円で、ネット販売。但し、受注が多く、完成・発送日数はかかりそう。
10月31日(水)〜11月4日(日)は、東京ミッドタウン(東京都港区赤坂9-7-1)で、「グッドデザイン・ベスト100」の特別展示や、会期中限定の受賞商品ショップなどが開かれる予定。
写真(上)はグッドデザイン賞に輝いた「おろし金」を披露する新家さん。写真(中、下)は見事な目立ての大小の「おろし金」。

更新日:2018年10月24日 水曜日 00:00

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