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きくらげ使いパウンドケーキ誕生♪被災地の復興願う

平成23年(2011)9月の紀伊半島大水害で被災した和歌山県田辺市伏菟野(ふどの)産のきくらげ(木耳)と、橋本市産のサラダほうれん草などをコラボさせたパウンドケーキ「郷想い」(さとおもい)が開発され、10月9日から名高いウェブサイト「ぐるなび」の手土産品として紹介された。
この新商品開発に取り組んだ、被災地の復興をめざす伏菟野きくらげ生産組合=打越(うちこし)さとみ代表=と、橋本市=平木哲朗(ひらき・てつろう)市長=は「素晴らしい風味を、ぜひ味わっていただきたい」とアピールしている。
新しいパウンドケーキは「淡い緑色」と「薄い柿色」の2種類があり、いずれも小麦粉アレルギーに対応して、主材料を大豆と米粉の〝グルテンフリー〟とした。
このうち「淡い緑色」は、伏菟野きくらげ生産組合が栽培したきくらげと、橋本市上兵庫の農業組合法人きのくに農業村が栽培したサラダほうれん草をコラボ。きくらげはブランデーで甘漬け、ほうれん草は抹茶色のパウダーにして使った。「薄い柿色」は、きくらげと橋本市産のあんぽ柿を合わせている。
きくらげはビタミンD、カルシウム、食物繊維、サラダほうれん草はβ-カロテンなどが豊富で、健康食品を愛する多くの人たちに好まれそう。
パウンドケーキ「郷想い」は、いずれも1個(430グラム)4104円(税込)。「ぐるなび」の土産品紹介は「接待の手土産」で今回、新シリーズ「秋に贈りたい逸品・美食の秋ギフト2018」に加えられた。
伏菟野きくらげ生産組合は平成28年(2016)に地域復興をめざして設立され、今年3月から関連会社の「南紀ファクトリーLab」が、きくらげをハウス栽培。橋本市と伏菟野きくらげ生産組合は10月5日、災害復興・地域活性化を掲げて業務提携を結び、「郷想い」の販売促進に挑んでいる。
同市経済推進部の梅本利樹(うめもと・としき)主幹は「このパウンドケーキは、両市自慢のきくらげや柿、サラダほうれん草が材料です。それを巧みに加工した上質な甘味と、しっとりとした食感は、全国の皆様に喜ばれると思います」と話していた。
写真(上)はパウンドケーキ「郷想い」。写真(中)は業務提携で覚書を締結した平木市長=左=と打越代表。写真(下)は「郷想い」パンフ。


更新日:2018年10月10日 水曜日 00:00

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