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大畑才蔵の「偉業」紹介♪第51回映像祭で北山さん

和歌山県橋本・伊都地方の歴史・文化・人物紹介に活躍中の「紀ノ川映像クラブ」会員・北山勝信(きたやま・かつのぶ)さん(74)=橋本市在住=は、江戸時代の天才土木技師・大畑才蔵(おおはた・さいぞう)の偉業を知ってもらおうと、紀の川流域の田畑を潤した、才蔵築造の小田井(おだい)用水路をムービーカメラで撮影した。10月21日(日)、橋本市高野口地区公民館で開かれる「紀ノ川映像クラブ第51回映像祭」で披露する予定で、北山さんは「ぜひ、ご覧ください」と言っている。観覧無料。
大畑才蔵(1642~1720年)は伊都郡学文路村(現・橋本市)出身。元禄9年(1696)に紀州藩の要請で役人となり、藩財政再建に向けて新田開発に取り組んだ。
紀の川筋=橋本市高野口町、かつらぎ町、紀の川市(旧・那賀町・粉河町・打田町)、岩出市の旱魃(かんばつ)田地を潤す、長大な小田井(おだい)用水路(総延長32キロ)などを完成させた。
才蔵は高低差を測る水盛台(みずもりだい)など、優れた測量機器を開発。紀の川に注ぐ幾つもの支流の下を、サイフォン方式で水をくぐらせる「伏越(ふせこし)」や、川の上に橋を架けて水を流す「渡井(とい)」などを構築し、五穀豊穣(ごこくほうじょう)を成し遂げた。
北山さんは、この偉業を知らせ、後世に伝える必要性を考え、かつて撮影保存していた映像を含め、タイトル「大畑才蔵の偉業」(約15分)として編集。ナレーションは知人で「テープ橋本」の漆畑保(うるしはた・たもつ)さんが担当した。
その歴史は、取水する「小田井堰(おだいせき)」や支流上をまたぐ「渡井」の築造、その後、老朽化のため昭和40年(1965)、背の山(かつらぎ町)にトンネルを掘って水路を新設したことなど、その伝承作業も大きく、北山さんはその足跡を丹念にたどりながら、撮影してきた。
この作品(DVD)は近く小田井土地改良区=米澤一好(よねざわ・かずよし)事務局長=に寄贈することになっている。
北山さんは「卓越した土木技術で、紀の川流域の農家の暮らしを豊かにし、藩財政再建に貢献した大畑才蔵のすごさ。ぜひ、心に刻んでください」と話していた。
また、北山さんは今年4月、自ら撮影製作した「ふるさと春秋」(17分)が、第47回「和歌山県アマチュア映像コンクール」で、県議会議長賞を受賞。そこには隅田八幡神社の「小豆粥(あずきがゆ)占い神事」や「秋祭り」(県無形民俗文化財)、利生護国寺の「大茶盛」などの風景が収められており、これも第51回映像祭で紹介される。
「紀ノ川映像クラブ第51回映像祭」(紀の川映像クラブ・県アマチュア映像連盟主催)は、10月に21日(日)午後1時から、高野口地区公民館1階で開催。8作品が披露される。
写真(上)は紀の川に注ぐ支流上に橋を架けて水を流す「渡井(とい)」。写真(中)は撮影に挑む北山さん=バックは紀の川・小田井堰。写真(下)は小田井土地改良区に寄贈するDVD「大畑才蔵の偉業」。

更新日:2018年10月5日 金曜日 00:00

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