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ごみ不法投棄ダメ!橋本市全域で初の巡回パトロール

まちも山河も美しい和歌山県橋本市の環境を護ろうと、一般社団法人・和歌山県産業資源循環協会=武田全弘(たけだ・まさひろ)会長=は9月25日、同市全域で初の「ごみ不法投棄防止巡回パトロール」と収集処理活動を行った。市民は「非常識なごみのポイ捨てを一掃するためにも、ぜひ、パトロール活動を継続してほしい」と訴えている。
同産業資源循環協会は昭和62年(1987)10月「社団法人和歌山県産業廃棄物協会」として設立。今年4月「一般社団法人和歌山県産業資源循環協会」に名称変更した。
この日、同協会加盟の県内の産業廃棄物処理・運搬業者20数人とトラック10数台が、橋本市の伊都振興局に集合。
出発式で武田会長が「14年前から産廃処理に取り組み、これまで高野山(世界遺産)中心に活動したが、今回は県廃棄物指導室からの協力依頼を受けて橋本市で実施します」と挨拶。
伊都振興局の新谷垣内真琴(しんやがいと・まこと)局長は「産業振興に産廃処理は不可欠で、とくに台風の後のごみ処理は、日常生活に大切。きょうの巡回パトロールは誠にうれしいです」と謝辞を述べた。
この後、赤字で「不法投棄 巡回パトロール」と染め抜いた横幕を掲げたトラックや乗用車10数台が、1列縦隊を成して出発。市内の国道や県道、京奈和自動車道の側道などで、不法投棄防止をアピール。途中、山林内や河川沿いで廃棄物を収集。
ごみは古タイヤ、発泡スチロール、壊れた電気・家具類など、2トントラック4台の荷台に満載状態となり、同市高野口町のエコライフ紀北へ搬入処理した。
ヘルメットに軍手、作業着姿で、必死に汗水流した業者らは「こんな誰も来ないような山林内に、おびただしいごみが不法投棄されています。こっそりと自然環境を汚すなど、情けない限りですが、これは市民全員で監視しましなければなりません」と強調していた。
写真(上、中)は橋本市隅田町の京奈和自動車道周辺の山林内で不法投棄ごみを収集する和歌山県産業資源循環協会のメンバーたち。写真(下)は2トントラックの荷台に積まれる不法投棄ごみ。


更新日:2018年9月26日 水曜日 00:00

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