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高野山の魅力は静寂です♪町長チラシで騒音注意訴え

弘法大師・空海が開いた聖地、和歌山県高野町の世界遺産・高野山が、無謀な車やバイクの騒音に害されているため、宗教都市・高野町=平野嘉也(ひらの・よしや)町長=は、訪れるドライバーに「聖地 高野山の魅力は『静寂』です」というチラシを配布し、協力を呼びかけている。
同町の説明によると、高野山真言宗総本山・金剛峯寺前の大通りは、高野山大門~壇上伽藍(だんじょうがらん=中門・金堂・御影堂・根本大塔)~寺院や土産物店~奥の院・一の橋~高野龍神スカイライン入口を結び、その各所から小路が両サイドに枝分かれしている。
ほとんどの車は静かに運行しているが、中には無謀にエンジンを噴かしたり、クラクションを鳴らしたり。平気でアイドリングを続けるドライバーもいる。
高野山の各寺院や宿坊では、法事・法要・勤行が厳かに営まれるが、いきなりの車やバイクの騒音により、清浄な空気がかき消される。ご先祖の追善供養(ついぜんくよう)などの際などは、僧侶が一旦、読経を止めて、しばらく静寂が戻るのを待つ状態。
この大通りは、日本一の広さを誇る金剛峯寺・蟠龍庭(ばんりゅうてい=約1万7000平方メートル)の一角で、山内全体が真言密教の聖域である。
高野山は平成16年(2004)に「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録。同27年(2015)には高野山開創1200年記念大法会が営まれ、今や、国内外からの参拝・観光客が激増している。
そこで同町では騒音排除・啓発チラシ1000枚を印刷。「聖地 高野山の魅力は『静寂』です」のタイトルで、高野山の大通り(県道)と、その南側に開通している環状道路(大門~高野龍神スカイライン入口)の略図を紹介。
「高野山内は『お寺の境内』です」と強調し、「バイク等は静かに走行ください」「高野龍神スカイラインへの通り抜けは、環状道路をご利用ください」などと記して、「バイクの日」(8月19日)にチラシ配布するなど、騒音排除を呼びかけている。
さらに同町は「弘法大師入定1200年御遠忌(ごおんき)」(2034年)に向けて、山内の交通体系を改善、空気を綺麗にし、歩行者が心地よく往来できる環境を目指しており、平野町長は「ぜひ、皆様のご協力をお願いします」と訴えている。
写真(上)は「高野山の魅力は『静寂』です」と協力を訴える平野町長。写真(中)はチラシに印刷された環状道路の略図。写真(下)は高野山金剛峰寺前の大通り。

更新日:2018年9月14日 金曜日 00:00

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